stark

□03.助けに来た仲間たち
1ページ/5ページ

「ねぇ。あんた達、何で時間を稼ごうとしているの?」

このままじゃラチが明かない。だから安穏はカマをかけてみることにしたのだ。
相変わらず男は言葉を発しない。
だが、顔には明らかに動揺の色が浮かんでいた。

安穏は確信した。裏で何かが動いている。

「あんた達の黒幕は、一体何なの?何が目的なの?」

男の目がすっと細くなった。
ヤバイ、いくら何でも首をつっこみすぎた。

男が銃を取り出し、安穏に向けた。

もうちょっと慎重に言葉を選ぶべきだった――。

後悔したその時。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ