stark
□03.助けに来た仲間たち
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「ねぇ。あんた達、何で時間を稼ごうとしているの?」
このままじゃラチが明かない。だから安穏はカマをかけてみることにしたのだ。
相変わらず男は言葉を発しない。
だが、顔には明らかに動揺の色が浮かんでいた。
安穏は確信した。裏で何かが動いている。
「あんた達の黒幕は、一体何なの?何が目的なの?」
男の目がすっと細くなった。
ヤバイ、いくら何でも首をつっこみすぎた。
男が銃を取り出し、安穏に向けた。
もうちょっと慎重に言葉を選ぶべきだった――。
後悔したその時。