□孤独
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母上が生きていたころは幸せだった。

みんなに仲間はずれにされても、いじめら

れても、母上がいればそれでよかった。

母上が笑っていてくれればそれだけで嬉し

かった。


(母上・・・・)


その母上も失って、本当に1人になった。

でも・・だいじょうぶ。

母上がいなくても、だいじょうぶ。

そう、思いたかった。

自分は本当に1人になってしまったって

認めたくない。

そんなの・・・悲しすぎるから。
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