狩人b

□ダイエット
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『ヒソカの変態。』

「くくく・・・褒め言葉として受け取っておくよ。」



今、私の隣にいる彼、ヒソカの股間は盛り上がっている。つまり、勃起している。



「ああ、くま。またそんなに胸が大きくなって。今すぐにでも揉みしだきたいなァ。・・・あれ、太ももに少し肉がついたんじゃない?もしかして、全体的に太ったの?」

『私が太ったのは、ヒソカが毎日毎日甘いもの買って来るから。ってか、それ以上私の胸に手を伸ばしたら殺す。』

「やだなァ、太ったのはくまの自己責任でしょ?そうだ、ボクがダイエットに協力してあげようか?』

『いい。どーせ「セックスしたら痩せるよ」なんてバカなこと言うつもりでしょ。』

「よく分かったねぇ。ご褒美、」

『触らないで。』

「冷たいなァ。」



こちらに伸ばされた手を払いのけて、ソファから立ち上がる。

自分の足を見下ろして、ため息が出る。



(ほんと、太ったよね。)




実際に私の足は、今履いているお気に入りのスキニーがパツパツで、不格好なことになっている。

そういえば今日スキニーを履くとき、履きにくくて苦労したかもしれない。



「どうしたんだい、くま。」

『・・・ダイエットしようかな。』

「あ、気が変わったの?協力するよ。」

『いらない。自力で痩せてみるさ。』

「そうかい?いつでもセックスのお誘い待ってるよ。」

『絶対にない。』



その日からヒソカのお土産(甘いもの)は、今までよりずっと高級かつ甘いものになりました。





(なんでまた買ってくるのよ、バカ!)

(くまの幸せそうな顔が見たくてさ。)

(上手く言いやがって。)

(これは昨日テレビでやってた、有名パティシエのクリームブリュレ。こっちは高級チョコレートケーキだよ。)

(ひ、ヒソカめ・・・!)

(いつでも運動付きあうからね♡)






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