狩人b
□ファーストキス
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『キールア!愛しのくまちゃんだよ、起きて!』
「・・・」
『ねえ!』
「・・・」
『ねえってば!お昼寝して身長伸ばそうったってそうはいかないんだから!縮め!構ってくれ!』
「・・・」
『そうか無視かフルシカトか!どこでそんなスルースキル身に付けたのかなーまったく。イルミさんか!?イルミさんに殺しだけじゃなくてそんなことまで教わったのか!?そうやってキルアが無視するんなら私はずっと喋り続けてやるんだからねっ!そうだ、ゴトーさんたちにキルアの恥ずかしー話言いふらしてやる!私があげたヒヨコ柄のピンクのパンツ、捨てたふりしてちゃんとしまってあることとか、この前捨てられてた子猫にニャン五郎ってセンスの悪い名前付けて世話してやってたのも「うるさい」・・・へ?』
キルアの整った顔が近づいてきて、キルアのぷりぷりの唇と私の唇が触れ、た?
『・・・』
「オレ寝るから、おやすみのちゅー」
『き、ききき、キル・・・』
「もう騒がしくすんなよな」
(突然奪われたそれは、はじめての唇)
「えっ私はじめてなんだけど、え!?えぇぇぇええ!?」
「(うるさい)」