02/26の日記

22:38
決して美しくはないけど /どうでもいい語りとか設定みたいの
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どっかでかいときたいなーと思ってた話題をば。


わたしがスーハミ版のイメージでかいてる荒井くんですが、
荒井くんは決して美男子さんじゃないと思ってます。


アパとかめっさクール系美少年だし、ぴくしぶとかでもめっさイケメン
(もしくは超絶らぶりぃ)にかかれてるわけですが。


もっとこう、まあ原作まんまの容姿で。
地味で平凡で、中世的、っていうのはあくまで小柄なところであって、
お顔立ちが女の子みたい、とかではないといいなぁ。っていうのが個人的な荒井くんのイメージ。

語り部の純粋なルックスは、
岩下、新堂>(イケメンライン)>風間>(雰囲気イケメン?)>>残りが平均くらい、が理想。あくまで荒井くんは、その他大勢となんらかわらない、ふっつーの子なんです。よ。私の中では!


モテるかといわれればそうでもなく、
目立つ方でも人気がある方でもない。
でも友達がいて家族には大事にされ、かつ風間さんには愛されまくってる(←え)。
それは、なんていうかやっぱり荒井くんだから、なんだよねぇ。うーん、うまくいえない。


暗いのにズバズバものを言うところがあったり、
いらつく上級生に真っ向からケンカ売ったり、そのあげく泣いちゃったり手首切ったり、体格的にも不利なのになぐりかかっちゃったり。
そういう不思議なバランス感覚が、荒井くんの魅力なんじゃないかと思います。

イケメンだったらDQN風間にケンカうっても別に不思議じゃないよ。新堂さんが「お前ふざけんなよ!」って展開だったら
ここまでもえ・・・ ない ・・・  あれ・・・? ちょっといいかも(笑)


まあともかく、風間さんからしたら下級生で、ちびっちゃくてひ弱そうで、陰気なかんじで、自分に勝ってる(と思われる)要素がまったくないのに、みんなの前で名指しであなたなんなのとかいわれるんだもん。ビックリでしょ!

前述の対新堂さんだったら、キレられても
「あ、怒っちゃった? やだなぁ、ごめんごめん」
で風間さん済ませそうな気がする。そこまで波風立てずにさ。

だって新堂さんは同学年だし、体格もまあいいし、イケメンじゃん。よくて渡り合える確率五分じゃん。それ考えたら、風間だってそこまで腹は立てないよ。相手が悪いもんね。そういう計算高さはあるはずだ。

だからこそ、ケンカの相手は荒井くんだった。だからこそ、風間さんはあそこまで腹を立てたんだとおもう。

で、そっから気になって恋愛に発展しちゃう、と。(笑)

うーん、もえって偉大だ! 笑


というわけで私はイケメン荒井くん推しではないですが、
大好きなキャラなのでもちろん愛着もあります。換えがない存在です。
私の描く風間にとっての荒井くんも、そういうんだとおもう。



あ、ちなみに風間さんは背が高いイケメン風、くらいのポジ希望です(笑)


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以下はくしゅおへんじ。 よかった今回はすぐ気づけた!


☆降りかけさん

拍手ありがとうございました! ごめんなさいいつもお返事できない&遅いで・・・!!
これから気をつけます!  風邪大丈夫ですか?? お大事に!

サイトお邪魔させていただきましたー!! 
風間なに・・・イケメンすぎる・・・ ドキドキ
荒井きゅんかわゆいです・・・!! はあはあ!
私の方もまたぼちぼち更新がんばっていこうかと! おもいます!
のでよろしくお願いします・・・www
ありがとうございました!!\(^^)/

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18:48
甘い甘い、僕らの恋。/風荒SS
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バレンタインネタです。
ちょっと後日だけど。そしてちょっとひねくれてる。


というのも、ちょっと前の記事がすでに数年前の
バレンタインものなんですよねー(笑)
更新少なすぎだろorz そしてなぜかSSをかきたくなるこの時期。

あ、去年のSSととくにつながりはないです。ってか矛盾しちゃう。
微妙に共通項のあるパラレルみたいに思ってくだされ。
このSSに限ったことじゃないけどー。。


もうすぐ風間誕だな!  あああらいきゅんの誕生日すぎてる・・・
あらいきゅんをおいわいする風間とかもかきたいなぁ



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バレンタインデーを過ぎた。



男同士である僕たちはこのイベントにはなかなか関わることができず(僕があげるのももらうのも嫌だ)、けれど雰囲気だけは世間一般のカップルらしく味わってみたい、ということで、学校帰りに電車に乗って繁華街のデパートへと向かう。

イベント本番は過ぎたものの、やはりデパートはきらびやかで活気があり、お菓子のフロアは若い女性で賑わっていた。

最近の風間さんについて唯一褒められるところとしては、群がるミーハーなファンたちー腹立たしい、いえ、女の子のほうでなく、風間さんのどこに人を引きつける要素があるのかが不可解なためでーからのチョコレートを、風間さんはやんわりと断って受け取らなかったことだろう。
意地汚くてがめつい彼が金品を受け取らないことがあるとは。これには僕も驚いた。

だって荒井くんがいるのに、ねえ?

そういって臆面もなく笑う彼のせいで、今の僕はすこし機嫌がよかった。

良い心がけです。そう褒めてやりたい気持ちと、調子に乗らないでください、と一蹴したい気持ちとが胸の中で渦を巻く。


ともあれ、僕は彼にとってきちんと「恋人」の地位を確立されているらしい。
僕の方はまだ、僕の良心とか良識が、彼の100%は受け入れていないような気がする。これは仕方ないことだど思う。だって、あまりに彼はー ぶっとんでいる。


きらきらしたデコレーションの店内を見て回る。男ふたりの客は不審がられそうだが、そこそこの人混みのせいでそこまで異様な視線は感じない。

「ああ、まだチョコのお菓子けっこうあるねぇ」

ショーケースの中をあちこち見回して、風間さんが楽しげに言った。
確かに、バレンタインが終わってもチョコレート菓子はまだ多く飾られていた。
まあ、メジャーな商品ではあるし、きっと年中置いてはいるのだろう。

「荒井くん、僕あれ食べたい」
腕を引っ張り、硝子越しに指さしたのは、一箱4000円もするチョコの詰め合わせ。
僕はその値段に愕然として、数秒固まった後、無言のまま風間さんの腕をつかんで足早にその場を離れる。
風間さんは不思議そうに首をかしげていた。エレベーター前の少し人気のない場所で詰め寄る。
「風間さん、あなた、お菓子の相場くらいわからないんですか? よりによってあんな高価なもの・・・」

僕は自分の財布の中を思い出してぞっとした。冗談じゃない、有り金を全部支払っても足りない。うちはあまりこづかいは多くもらっていない。アルバイトもしていない貧乏学生だというのに。

苦虫を噛み潰したような顔で睨むが、風間さんはにこにこして、

「だって、おいしそうだったんだもの。すごいねぇ、立派な箱に入ってて飾りがついててさ」
「・・・一応いっておきますけどね。僕にはあんな有名店の高級なお菓子は買えませんからね。どうしても食べたいというのなら、自分で買ってください」

そう言い切って顔を上げると、風間さんはふと哀れむような顔つきになった。なんだ?

「・・・荒井くん、貧乏なんだね・・・ うん、大丈夫だよ。僕の愛はそんなことでは揺らがないさ」

そんなことを言いつつ頭をよしよしとされて、怒りが瞬時に沸騰する。

「普通です!!馬鹿にしないでください!!」



風間さんの金銭感覚がおかしいのは分かった。なぜなら。

「じゃあ、僕がふたり分買うよ。一緒に食べようじゃないか」
とさらりというと、僕の返事を待たずさっきのショップへと一直線に向かい、
すぐさま大きな紙袋をふたつ下げて、また戻ってきた。

「はい、こっち荒井くんのね。あ、中身おんなじのだから。ズルなんてしてないからね」

そう言って僕の目の前にずいと紙袋を差し出す。

「え、あっ?」

ぽかんとして、受け取れずにいる僕の手にむりやり取っ手を握らせて、

「さあさあ、せっかくデパートにきたんだ。お茶くらいしていこうよ」
お菓子も買ったんだしさ、といってまたにっこりする。
僕は正直なにがなんだかわからなかった。風間さんが、こんな高いお菓子を?
しかも、自分のと僕のとを。自腹で? えっ? ちょっと、まだ信じられない。
手にした紙袋は、ずっしりと重かった。



僕はずっと風間さんを貧乏人だと思っていた。だってそうじゃないか。坂上君から500円玉をくすね取って、つまらないギャグをクラスメイトに押し売りして、
うさんくさい占いで一万円もふんだくろうとする・・・。 そんなことは、世の中のダメ人間か、学生ならお金のない、いやしい性質の人間がするようなことじゃないか。

だから僕は今まで知らなかった。風間さんのマジックテープ式の財布に、ぎっしりの万札が入っていることに。

おつりをしまう風間さんは僕の視線に気づくと、
「ああ、お金ね、昨日仕送りがあったんだよ。こんなにもらっても、使い切ることはあんまりないけどねぇ」
とこともなげにいった。つまらない話題みたいに。

仕送り。風間さんの両親って、なにをしている人なんだろうか。

そういえば家族の話を風間さんから聞いたことがないように思う。僕の方も、そこまで身内の話はしていないけれど、風間さんのそれはなんというか、
もっと希薄で、不確かなくらいあやふやな存在に思えてしまう。

本当に彼には家族がいるのだろうか。
この地球上で、彼はたったひとりきりなような気がしてならない。
風間望。
他の誰とも交わらない、完全なオリジナルの生命体。

ーまさか。
いくら風間さんがでたらめな人だからって、僕もいい加減馬鹿げている。
風間さんはひとだ。僕と同じ、人間。

時々そんなことを考えてしまう。どうしてなのか、まだ分からない。


デパートの一角に、チェーンのカフェがあった。
学校からは少し離れているし、デパートの中なのであまり混み合っては居なかった。僕らはそこへ座る。

風間さんが座ったのを見計らって、僕はすかさず財布をもって立ち上がる。
さっそくチョコレートの包みを取り出そうとしていた風間さんが、どうかした?と首をかしげる。

「ここは僕が払います。何が良いですか」

お茶代くらいで数千円のお菓子のお礼には釣り合わないことは重々承知している。
けれど「世間一般的な」学生である僕に支払える金額は限られている。少しでも貸しを減らしたかった。

普段、僕と風間さんの会計は割り勘だ。おごられるのもおごるのも、妙な感じがしていたから、それで当然だと思う。けれど今はなんとなく恥ずかしいような、照れくさいような気持ちになった。普通のカップルはこんなかんじなんだろうかとか、そんなつまらないことで。

風間さんはえーいいのに、と言いかけたようだった。けれど結局、
「うん、わかった。荒井くんにおまかせするよ」
というと一層満足そうに笑った。


僕は自分の飲み物をホットコーヒーにして、メニューから期間限定のものを風間さんに選んでレジを済ませた。たいした待ち時間もなくトレイにふたつのカップが並び、湯気を立ててテーブルへ移動する。

白いマグを差し出す。湯気の中を風間さんがのぞき込んで、
「ありがとー。荒井くん、これなに?」
甘い匂いがするー。と興味深そうにたずねた。

「ホットチョコレート、ですって」
「えーこれもチョコなの! すごいなあ」

飲めるチョコなんてはじめて、と笑って風間さんは両手でカップを口元に寄せた。

僕はそれを眺めながら、コーヒーをすする。
我ながら、これからチョコを食べる人にホットチョコレートはどうかと思った。
けれど、これは一応僕らなりのバレンタインデーなんだ。
彼から受け取ってしまった以上、僕からも返したい。風間さんがそれに気づいているかは、分からないけれど。

不器用でいびつで、ばかみたいな僕らの恋。


風間さんは甘いものづくしでもなんの問題もないようすで、綺麗な包装紙をばりばり裂いて、缶に入った高級菓子とホットチョコレートを交互に飲み食いしていた。

僕も買ってもらった大きな箱からひとつふたつつまみながら、風間さんを眺める。
彼は一箱いっきにここで食べてしまう気なのだろうか・・・。と僕が人ごとながら心配していると、ふと手が止まる。カップを握りしめたまま。


「どうかしましたか?」

たずねると、うーん、と困ったような顔で笑って、

「なんか、自分で買ったお高いのより、荒井くんにおごってもらったこっちのほうがずっとおいしい」

といってマグを大事そうに手のひらで包み込んだ。


こんなことで泣きたい気持ちになるくらい喜ぶ自分が、みじめで、子供みたいで、愛しかった。


温かなチョコレートの甘みが、不思議なくらい優しかった。



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