アイドルマスター Lost Heart編

□サンダームーン/藤乃詩織/Fランク:前座

サンダームーン/藤乃詩織/Fランク:前座


「本日はよろしくお願いします。」

「うふふ〜♪初めまして詩織ちゃん♪

私は三浦あずさと申します〜これからはよろしくお願いします♪」

「詩織ちゃんよろしゅうね♪」


三浦あずさのライブの前座役に抜擢された詩織は丁寧にあずさと静華に礼をするとそのまま背を向けた。


「あっ…。」

「何か御用で?」


あずさは去って行く詩織に寂しそうな声を上げると詩織は長い髪を耳にかけつつあずさの方に振り返った。


「いえ…ただ少し悲しい背中だなと思いまして…。」

「悲しい?



いえ私は今はよい気分ですが?」

「…。」


詩織の言葉にあずさは何かを感じ取ったのか両手を胸の前につなぎ床に視線を落としている。


「その…私にはすべてを拒絶しているように見えました…。」

「拒絶…?

それはあなた様の目が正しいのでしょう。」

「えっ…。」

「わからないのでしょうか?

私はあなた様方を拒絶しているのです。」

「っ…。」


詩織はそう言うとあずさの表情が辛そうになる。


(…ここはあずささんに任せてみましょう。)


静華はそう思いあずさに視線を合わせるとあずさも感じたのか詩織の目を見た。


「…

どうしてでしょうか……?」


あずさはそう言うと詩織の目がキッと鋭くなる。


「愚かな765プロ…あなた様方は人の命を奪ったというのに何故平常心でおられるのですか…。」

「えっ!」

「詩織ちゃんそれってどういう事?」


詩織の言葉にさすがの静華も驚きを見せると詩織は腕を抱えると


「あなた様方…765プロは…



私のお父様を殺した。」

「…っ。」

「…。」

「知らないのですね…一人の命が失ったというのに…

父はっ…765プロのアイドルによって無実の罪を被せられたッ!!


そのせいで私のお父様はっ…お父様はっ…御風呂場で…血だらけでっ…。」


怒りの表情から脅える表情に変わった詩織を見た静華は口を開く。


「無実の罪って…もしかして
  1. わいせつ罪
  2. 殺人罪
  3. 窃盗罪


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