MOON & NIGHT
□お遊戯(電車)
1ページ/3ページ
宵夜side〜
ピンポーン…
「はぁい」
(朝から誰だろう…)
パタパタと僕は玄関に向かう…開けた瞬間、僕は今の状況を疑った
『よぅ。』
扉を開けた先に居たのは僕の彼氏の月【ゆえ】だった。
「どっどうしたの///?」
月が平日に僕の家に来ることは珍しい。
『同じ職場だし、一緒に行くのも悪くねぇだろ?』
「そうだね//♪あ、準備するから中で待ってて?」
『あぁ(ニヤリ)』
そう言って入れてしまったのが最初の間違いだった…
「コーヒーいる?」
『俺が淹れるから宵夜は着替えて来いよ。』
「?うん♪ありがと(ニコ)」
そう言って僕は自室へと向かった。
月side〜
ここまでは順調だな…
俺が今日、ここにわざわざ来た理由は二つ…
一つは俺の恋人である宵夜を見るため…
そしてもう一つは“あるモノ”を飲ませるため…
まぁ成功するだろうけど念には念を、だ。
俺はコーヒーに“あるモノ”を淹れるためにキッチンへと向かった…
よし。これで準備万端…あとはアイツがこれを飲めばOKだな。
宵夜side〜
スーツに着替えた僕は月の居るリビングまで向かった。
「終わったよ〜(ニコニコ)」
仕上げにこの童顔を隠すために眼鏡を掛ける。
『おぅ。コーヒー淹れたから飲め。
なんで眼鏡着けんだよ…(ボソッ)』
月が何か呟いたけどあえて流す。
「ありがとう♪ゴクッ…ゴクッ、プハッ〜
月が淹れるコーヒーって僕、好きだなぁ〜(ニコニコ)」
ん?月が笑いを堪えてる…僕、何か変なこと言った?
まぁ…いっか♪
「ね、そろそろ行かないと遅刻しちゃうよ?」
『ん?あぁ、じゃあ行くか。』