脳噛

□ファイトだ笹塚刑事
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困ったなー…。

はあ…。




「何をそんなに云々しているのだ?」


「それがね…」












―…数分前。


ヴーヴーヴーヴー。


「はい」

「弥子…」

「何、どうしたの?叶絵。あ、明日の事?
 私すっごい楽しみでもーほんと、どうしようってくらい興奮
 してるよっ!食べまくろうね!明日は!」


「弥子…ごめん…」


「ぇ?何?」


「明日の事なんだけど…」

私は何だか悪い察しがついた。


「うん」


「用ができちゃって行けなくなっちゃったッ!ごめん!」


「まじで?」

「うん、まじです。ごめんなさい。この埋め合わせはかならずするからっ」


少しの間、驚いて放心状態だった。

二人で食べ歩きに行く約束をしていた。

それは弥子にとって凄く楽しみにしていたことだった。


それが今砕かれた。


「…はは…」


弥子はその後、しょうがないなー…埋め合わせちゃんとしてね、
と言って

「ほんと、ごめんねッ…じゃッ」

電話を切った。


プツ。
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