曽妹
□自転車
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あぁ、今日も1日疲れたなぁなんて考えながら昇降口をくぐった。
「うわぁ……もうこんなに暗くなってる」
「冬は陽が落ちるのが早いですからね、5時過ぎるともう真っ暗ですよ」
曽良くんが手に息をはきかけながら言った。
そんな様子を見ていると、自分まで寒くなってきて、鞄に入れたままになっていたマフラーを取りだした。
「あ、今日僕自転車だ」
いつもは徒歩で学校に来ているけど、今朝はなんだか自転車で行きたい気分だったのだ。
「自転車取ってくるからちょっと待ってて」
「はい」
曽良くんにそう告げると、自転車置き場へと急いだ。
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学パロらしい学園ものが無かった。
学パロっぽいのやりたくて書きました。