台本
□第二章 もうひとつの世界
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秋桜
「あー、なぁ葵、今何時?」
葵
「…午後2時38分12秒です。」
皐汰郎
「ふーん、もうそんな時間かぁ…。よっこらせ。」
皐汰郎は座っていた椅子から立ち上がる。
桜
「…?皐汰郎、どこかに行くの?」
皐汰郎
「ちょっくらおつかい。雅さんのなっ。」
秋桜
「皐ー!帰って来たら俺と遊んでー!」
葵
「…葵も遊びたいです。」
皐汰郎
「へいへい、すぐ帰って来っから、おとなしく待ってるんたぞー?」
皐汰郎が部屋を出ると同時に凛音が入って来た。
凛音
「桜、雅様がお呼びになられてる。」
桜は頷くと雅のいる別の部屋へ行く。
桜
「お呼びですか?雅様。」
雅
「ついに…始まった。戦争の始まりだ。」
桜
「そ、それじゃあ…表の世界にあいつが…?」
雅
「皆に伝えておけ。すぐに指示をだす。」
桜
「…分かりました。」
桜は部屋を出て長い廊下を歩く。
桜
「あいつが…ついに……。…暁紅葉……。」
第二章 終