ラビアレ
□気持ち
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「アレン!俺風呂用意してくるさ!」
「あ、はい!解りました!」
俺は風呂場に逃げるように向かった。
治まれ俺の息子!
「ラビ〜ベッド1つしかないんですけどいいですか?」
ベベベ、ベッドが1つ!?アレンと同じベッドに寝るんか!?
やばっ想像したら鼻血が!
「どうしたんですか?」
俺が返事をしなかったからかアレンは風呂場に様子を見に来た。
「ラビ!?鼻血!?どうしたんですか!?っティッシュティッシュ!!」
「だ、大丈夫さアレン気にすること無いさ!」
「そうですか?それなら良いんですが…」
俺は鼻血を拭いて返事をしようとした。だけどアレンの次の一言で俺はまた鼻血を出しそうになった。
「ベッドはシングルですから少し狭いかもしれませんが良いですよね?」
「シングル?」
「はい。良いですか?」
「…じゃぁ抱き締めあって寝なきゃいけなくなるさね」
「え?」
やべ!つい本音が…
「冗談さっ、冗談っ!」
「じょ、冗談ですよね…」
アレンは俺のその言葉に対して傷ついたような顔をしていた。
「アレン?何落ち込んでるんさ?」
「なっ何でもありません!!」
アレンはそう言って逃げるように風呂場から出て行った。
「何だったんさいったい…」
俺はアレンの反応が気になったが風呂の準備を再開した。
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