鹿
□-ツンデレデザ−ト-
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『なっ!!』
ザバアアアアアアアア…
サスケはシャワ−の
蛇口をおもいっきり捻ると
あろうことかそれを
座り込んでいる俺にぶっかけた
『お前、なにすん、だよ…』
服も髪もびちゃびちゃ
『あ−あ、服濡れちゃったじゃねえか。
こりゃ二次会どころか
家にも帰れねえな。
泊まり決定だな。』←棒読み
…
こいつ業とぶっかけやがった
泊まり?
『なんでそ−なん、っ///』
俺がキツい目付きで
サスケを睨むと
サスケはふっと笑って
しゃがみ込んだ
ゆっくりと顔が
近づいて来て
首筋当たりに顔が埋まる
『まっ///』
クチュと音を立てたかと
思うと口が放れた
『…じゃあ、さっきの続きな。』
そう言って自分の上を脱いだ
『さっきって…うわ///』
急に服を捲り挙げられて
気が緩み後ろに倒れた
クチュ
『っ///ひゃ…ん、っ///』
温かい舌がゆっくりと
俺の突起を包むように転がす
髪の毛からぽたぽたと
雫が落ちて身体に沿うように伝う
それに対して俺の身体は
いちいち反応しやがる
服は俺の身体に
ひっついて気持ち悪い
しかも冷てえ…
『サス、ケ…めろ、』
吸い付いたり
舌でコロコロと転がしたり
俺の度感を徐々に奪っていく
『っあ、っ…ふぁ、』
『さっきも触ったのに
度感いいな。』
『くわ、えながら喋るな///』
片方は指で強く
もう片方は舌で優しく
無造作な動きが俺を乱す
反応が鈍くなったのを
解ると口を放して
下へと目線を落とした
大体
こうゆうのって
好きな奴同士
やるもんじゃねえのかよ
俺は腕に力を入れて
ぐっと上体を起こしあげた
そんで掠れる声で
サスケに言ってやった
『俺はっ、お前を好きになった
訳じゃない、からな///』
いくら顔いいからって
こんなことで
俺を落とせると思うなよ
ド変態野郎
『…』
その言葉に
サスケの動きが止まった
『っ、?』
俺が見上げると
自分の上着を持って立ち上がった
『…湯舟、沸かしといてあるから
ちゃんと浸かってから出てこいよ。』
は?
『それに、』
サスケは少し寂しそうな目で俺に言う
『服貸してやるから
風呂上がったら帰れ。』
それだけ言うと
バタンとドアを閉めて
風呂から出て行った
風呂に残された俺
んだよあいつ
人の事犯そうとしといてたくせに
意味解んねえし
ちゃぷん
俺は温められた浴槽の湯舟に
肩まで浸かっては膝を抱えた
『泊めてくれるんじゃ
なかったのかよ』
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