ー僕ノ隣ー
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悔しくて切なくて苦しくて堪らない

好きで大好きで手に入れたくて

でもそれは伝えられなくて
僕は吐き出す言葉を躊躇いつつ
その欲に答えようと目を瞑る

ズズズグチュ

「ん、ぁ、…や、っーッサスケぇ、」


考える暇を与えられずに太くて熱い肉棒が
緩んだ僕の中に入り込んで来る

奥深くまで押し込まれて
肉壁を無理矢理にも擦り拡張してゆく

「ーッく、っん、あぁあ、」

痛い

「…はッ、んっ、…っ」

苦しい

欝すらと瞼を開けば満足感に満ちたサスケが
僕を見下ろしているー…

それでもやっぱり



君が好きだから



こんな痛み堪えられるよ−…





無理矢理脚を広げられ
そんな羞恥心も忘れて僕はただただ
熱いサスケの自身を肌で感じ

サスケに溺れた

僕の腰を掴み一心不乱に上下し続けるサスケの表情を僕は一瞬も見逃すまいと気力を保ちしがみつくー…

どんな形であろうとも
サスケが僕を見ていてくれてるのならばー…





「…っ、…ナ、ルト」





サスケは苦しそうに
眉を寄せ漆黒なる黒い双眼で
僕を見下ろす

だけど

その唇から零れた言葉は

余りにも悲惨で残酷でー…

「うっ…ああっーッ」

グチュズズチュ

容赦なく責めつづけられ
溢れる声を防ぐ事が出来ずに
ただただサスケにしがみついた

そんな愛おしい眼で僕を見ないで
そんな苦しそうな声で

他の奴の名前を呼ばないで

壊れそうになるー…

狂いそうになるー…





やっぱり





この心の痛みは





堪えられそうもない






「う、あっ…っ…あああ」

どくり、とサスケの肉棒が膨らみ
僕の中で微かに波打つ

それと比例して内壁は
サスケ自身を離すまいと
ぎゅうきゅうと締め付けて
僕たちは吐息を交えながらお互いを求めたー…





ねえ、サスケ

僕はあいつの変わりになれないのかな?





君の頭の中には九尾しかいないのな?





密閉された管内から出してくれた君





その日から僕の隣には





君が居た





でも君の隣には





僕じゃない「誰か」が居る





それでもいいから





『僕の隣』には





君が居て欲しい





それがどんな
『関係』だとしても





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