鹿

-シカマルくんの鬼退治-
1ページ/9ページ


※キャラ崩壊にご注意下さい!



昔々小さな小さな村の
小さな家に銀色の白髪の生えた
おじいさんと真面目そうなおばあさんが
仲良く暮らしておりました

『イルカせんせー!
山へ芝刈りに行ってきます!
ついでに竹切って
かわいーかぐや姫的な子
連れてくるから期待しててね?』

『カ、カカシさん!
いきなり物語の方向が違います!
桃太郎ですからかぐや姫
連れて来ちゃ駄目ですって!』

二人の夢は子供を作ること

しかし性別が同じ以上
当たり前に子供が生まれず
どうしても欲しいカカシおじいさんは
竹を切ってかぐや姫的な子供を
見つけようと試みた様です

でもですね

この物語は『桃太郎』がベースです!!
勝手な行動は慎んで頂きたい

『ははっ冗談冗談★
じゃあ山へ芝刈ってくるね!』

そう言っておじいさんは山へ

『わたしも洗濯に行かないと。』

おばあさんは川へ洗濯に出かけました

おばあさんが川辺で
積み重なった洋服を
ごしごしと洗っていると

『………なんだろう?』

どんぶらこ、どんぶらこ

とゆっくりと大きな桃が流れて来ました

『はっ!見とれてる場合じゃない!
確か中には子供が
入っているのだから
早く助けなければ!』

イルカさん…先読みしすぎです←

イルカおばあさんは
大きな桃を抱えお家へ戻りました

『カカシさん!これっ!』

イルカおばあさんは
先に帰ってきてた
カカシおじいちゃんの前に
大きな桃を置きました

『桃?美味しそうじゃない!
じゃあ食べちゃおう★切るよー?』

『ええ!?ちょ、待って下さい!
展開が早すぎます!
それどうしたのとか
何処で拾ったのとか
無いんですか!?
いきなり食べちゃうんですか!?』

『へえ…川からね…』

『…さては芝刈りに行かずに
私の後をつけてたんですね!?
じゃなきゃ川より遠い
山へ芝刈りに行った貴方が
私より早く帰って来れる分けー』

『えいっ!』





ぱかん(桃を切った音)





『あああああああー!!!!!』
(イルカおばあさんの悲鳴)





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]