鹿
□-シカマルくんの鬼退治-
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※キャラ崩壊にご注意下さい!
昔々小さな小さな村の
小さな家に銀色の白髪の生えた
おじいさんと真面目そうなおばあさんが
仲良く暮らしておりました
『イルカせんせー!
山へ芝刈りに行ってきます!
ついでに竹切って
かわいーかぐや姫的な子
連れてくるから期待しててね?』
『カ、カカシさん!
いきなり物語の方向が違います!
桃太郎ですからかぐや姫
連れて来ちゃ駄目ですって!』
二人の夢は子供を作ること
しかし性別が同じ以上
当たり前に子供が生まれず
どうしても欲しいカカシおじいさんは
竹を切ってかぐや姫的な子供を
見つけようと試みた様です
でもですね
この物語は『桃太郎』がベースです!!
勝手な行動は慎んで頂きたい
『ははっ冗談冗談★
じゃあ山へ芝刈ってくるね!』
そう言っておじいさんは山へ
『わたしも洗濯に行かないと。』
おばあさんは川へ洗濯に出かけました
おばあさんが川辺で
積み重なった洋服を
ごしごしと洗っていると
『………なんだろう?』
どんぶらこ、どんぶらこ
とゆっくりと大きな桃が流れて来ました
『はっ!見とれてる場合じゃない!
確か中には子供が
入っているのだから
早く助けなければ!』
イルカさん…先読みしすぎです←
イルカおばあさんは
大きな桃を抱えお家へ戻りました
『カカシさん!これっ!』
イルカおばあさんは
先に帰ってきてた
カカシおじいちゃんの前に
大きな桃を置きました
『桃?美味しそうじゃない!
じゃあ食べちゃおう★切るよー?』
『ええ!?ちょ、待って下さい!
展開が早すぎます!
それどうしたのとか
何処で拾ったのとか
無いんですか!?
いきなり食べちゃうんですか!?』
『へえ…川からね…』
『…さては芝刈りに行かずに
私の後をつけてたんですね!?
じゃなきゃ川より遠い
山へ芝刈りに行った貴方が
私より早く帰って来れる分けー』
『えいっ!』
ぱかん(桃を切った音)
『あああああああー!!!!!』
(イルカおばあさんの悲鳴)
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