鹿
□-魔法の言葉-
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(チョウジSide)
僕の親友は
お菓子をあげただけじゃ喜ばないし
皆欲しいって言ってる
玩具だって欲しがらない
テレビゲ−ムだってそんなしないし
なにより何かに興味を
持たせるのは難しい
でもね
たった一言
この一言があれば
君は僕と一緒に居てくれる
-魔法の言葉-
『『お泊り会?』』
僕とシカマル、アスマ先生は口を揃えた
『そ−よ。サクラ、ヒナタ、テンテン…
それに紅先生も。
女の子だけのお泊り会★』
任務帰り
いつものようにアスマ先生が
『焼肉でも食いに行くか』と
提案したところ
いのはふふっと笑ってそう口にした
下忍は明日から3連休
それを利用してか
くのいちでは『お泊り会』を
紅先生ん家でやるらしい
『お泊り会とか
何の意味あんだよ。
これだから女ってのは
めんどくせ−。』
シカマルが溜息まじりの
愚痴を零せばすぐにいのから
鋭い目線が送られる
『とにかく★今日は
女の子だけの特別な日なの♪
あ、時間遅れちゃうっ!!
じゃあね、シカマル、チョウジ!!
アスマ先生も、ご苦労様でした!!』
いのははっとして慌てた様子で
手を振っては僕達の前から消えた
『『…』』
残された男三人
あっけらかんとした
表情をしたままその場から
動こうとしなかった
そんな時
『『シカマル−!!チョウジ!!』』
背後から聞き慣れた声が
僕らを呼ぶ
今思えばこの瞬間から
シカマルの命は
狙われてたのかもしれない
(ちょっと大袈裟かな?)
.