鹿
□-会えない時を越えて-
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(カカシSide)
『はあ…』
最近任務続き…しかも
2週間連続出勤で休み無し…
綱手様も人使いが洗い
Bランクなら中忍に
任せてくれればい−のに
って…人材不足だから
そんなこと言ってらんないんだけどね
あ−…たまには家でゆっくりしたいよ
俺は綱手様に
任務報告書を出しに行った
だけど綱手様から
予想もしなかった言葉が放たれる
『…カカシ。よくやった。
今日はもう帰っていいぞ。』
機嫌が良いのだろうか
それとも簡単なBランク
任務だからだろうか
報告書を軽く見ると
にこっと笑ってそう言う綱手様
『え、もう帰っていいんですか?』
『ああ。それと』
『?』
録に休みを貰えず
今日も任務続きだろうと
予想してたけど
どうやら今日は
久々に直帰できるらしい
再び口を開く綱手様に
すっと目を向ける
『明日は休んでいいぞ。
2週間ぶっ通しで辛かっただろ。』
え?
まじですか?
『ありがとうございます。』
俺は心の中で
ガッツポ−ズをして
喜びを噛み締めた
深くお辞儀をして
火影室を出る
『ふあぁ−…』
大きな欠伸が出た
ん−…帰ったらまず寝て
イチャパラ新刊読んで
また寝ようか…な
って…それより
あいつ寂しがってないかな
最近相手してあげられなかったし
とりあえず
会いたいよ
シカマル
-会えない時を越えて-
…
…
…
って言っても
あいつもあいつで忙しいし
なかなか都合良く
会えるもんじゃないんだよね
でも俺そろそろ
色んな意味で
我慢の限界なのよね
…
あいつは何時に
任務が終わるのだろうか
明日は休みなのだろうか
綱手様に聞こうと思ったけど
やっぱり辞めた
ま、文句言っても
しょ−がないし
今はとりあえず
任務続きで疲れた体を
休ませなきゃ
そう言い聞かせて
俺は誰も居ない家へと
足を運んだ
.