-暁んちゃん(狼さんにはご注意を)-
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「くっそ、クソ鮫ババァ!
なにが好きで森なんざ行くか!
俺は人形遊びがしてーんだ!
いかねえ!ババァババァの
とこなんか絶対いかねえ!」

「だめですよサソリさん。
イタチおばあさんのとこまで
この薬と果物を届けに行かなきゃ!
ってサソリさん、
私のことをババァ呼ばわりするなんて…
あろうことかイタチおばあさんを
ババァババァ呼ばわりするなんて、
私はそんな口の悪い子供に
育てた覚えはー…」

「待て待て!鮫と
人間かどうかもわからねー人間との間に
生まれた子供がイケメンなはずねーだろ!」

「サソリ…口を慎め。
ナルシストにも程があるぞ。」

「うっせージジィ!」

「そして俺は人間だ。」

「嘘つけ!もし人間だとしても
老いぼれたクソジジィだ!」





「…黙れサソリ。
さっさといかないと…殺す。





「………仮でも息子にそれいうかよ。」

「はいはい。サソリさん。
行ってらっしゃい☆」

「チッ」

遠い昔

忍者など生存しなかった
小さな世界での出来事

村の小さなお家に
優しいお母さん
無口なお父さん
そしてそして見た目は
なんとも可愛らしい赤髪の少年と
家族三人仲良く(?)暮らしておりました

お母さんは言いました





「森の奥に暮らしている
おばあさんにこの薬と果物を
届けにいってあげて下さい。」





「くれぐれも気を付けて下さいね。
森には物騒な生き物が
生存して居ますからー…」





赤髪ずきんちゃんは

お母さんの注意も聞かず

森へと足を踏み入れたのでした






-暁んちゃん
(狼さんにはご注意を)-







*CAST*

あかずきんちゃん=サソリ

お母さん=鬼鮫

お父さん=角都

狼=デイダラ

露出魔猟師=飛段

迷子の魔法使い=小南

おばあさん=イタチ





「おい鬼鮫」

「はい、なんでしょう。」

「もう俺達は出番はないのか?」

「その様ですね」

「………」





最後に出してあげますって(多分)





それでは始まり始まり☆






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