暁
□-暁んちゃん(狼さんにはご注意を)-
1ページ/7ページ
「くっそ、クソ鮫ババァ!
なにが好きで森なんざ行くか!
俺は人形遊びがしてーんだ!
いかねえ!ババァババァの
とこなんか絶対いかねえ!」
「だめですよサソリさん。
イタチおばあさんのとこまで
この薬と果物を届けに行かなきゃ!
ってサソリさん、
私のことをババァ呼ばわりするなんて…
あろうことかイタチおばあさんを
ババァババァ呼ばわりするなんて、
私はそんな口の悪い子供に
育てた覚えはー…」
「待て待て!鮫と
人間かどうかもわからねー人間との間に
生まれた子供がイケメンなはずねーだろ!」
「サソリ…口を慎め。
ナルシストにも程があるぞ。」
「うっせージジィ!」
「そして俺は人間だ。」
「嘘つけ!もし人間だとしても
老いぼれたクソジジィだ!」
「…黙れサソリ。
さっさといかないと…殺す。」
「………仮でも息子にそれいうかよ。」
「はいはい。サソリさん。
行ってらっしゃい☆」
「チッ」
遠い昔
忍者など生存しなかった
小さな世界での出来事
村の小さなお家に
優しいお母さん
無口なお父さん
そしてそして見た目は
なんとも可愛らしい赤髪の少年と
家族三人仲良く(?)暮らしておりました
お母さんは言いました
「森の奥に暮らしている
おばあさんにこの薬と果物を
届けにいってあげて下さい。」
「くれぐれも気を付けて下さいね。
森には物騒な生き物が
生存して居ますからー…」
赤髪ずきんちゃんは
お母さんの注意も聞かず
森へと足を踏み入れたのでした
-暁んちゃん
(狼さんにはご注意を)-
*CAST*
あかずきんちゃん=サソリ
お母さん=鬼鮫
お父さん=角都
狼=デイダラ
露出魔猟師=飛段
迷子の魔法使い=小南
おばあさん=イタチ
「おい鬼鮫」
「はい、なんでしょう。」
「もう俺達は出番はないのか?」
「その様ですね」
「………」
最後に出してあげますって(多分)
それでは始まり始まり☆
.