-とある組織の秘密の夜-
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(香燐Side)

その日の夜、

ウチは見てしまったんだ





酷く寝付きの悪い夜だった

宿を点々としていうウチら鷹にとっては
毎回高級宿になど泊まれるはずもなく
寝付きやすい寝床など
そうそうあるはずもないのだけれど

「………、…っ」

「…、……、…」

ー…ん?

睡魔が襲う中何かの音が耳を霞め、
完璧に目が冴えてしまった

猫や虫が入り込んだのだろうか、
小汚い宿だから仕方ないかと、
そんな安易な軽い考えで
自己暗示していたのだが
どうやら聞こえてくるのは
隣の部屋、水月と重吾、
そしてサスケの居る部屋からだった

その小さな物音と、確信できない声が
ウチの脳へと耳障りに鳴り続ける

無性に気になってしまい
起き上がってニ、三度頭を掻いた後
分厚い襖を小さく開けて中の様子を伺った





「ーッ!!」





…その瞬間の事は衝撃的過ぎて
どう感じたか覚えていない

ただ、あいつらの関係を
知ってしまったのは確か、だ

目を疑った、

咄嗟に眼鏡を掛けて焦点を合わせる

懲らして見てもやはり間違いなく、
それは現実だった

声を上げないように口を両手で覆い、
落ち着けと言い聞かせる

サスケ、が、あのサスケが
肩まではだけた浴衣から白い肌をに露出し
腰に巻かれていたはずの帯で
腕を後ろに一纏めに拘束され
二人の男に迫られを委ねている姿を

ー…有り得ない、
ウチはその場から動けなかった

薄い暗闇の中目を懲らすと
直ぐにその二人の人物も確信出来た

水月と重吾だ、

サスケは2メートルもある身長の重吾に
後ろから抱き抱えられ
その太くごつごつした指先で
胸の突起をぐりぐりと弄られていて

前からはあの水月が吸い付く様に
色っぽい水音を発てながら
サスケの反り起ったチンコを
啄んでいるではないか

水月の腕は脚を閉じさせまいと
白い太股をしっかりと固定していて
それに対抗出来ず喘ぎ声を漏らし
口から垂れる涎と吐息が
サスケのエロさをより引き立てる、

なんだよ、これ、どーゆー関係だよ
っていうか、こんな光景ウチまで
ぞくぞくしちまうじゃねえかッ

ゴクリ、息を潜めて目の前に広がる
衝撃的な光景をただただ眺めてた

「んゃあ、…く、…ん、ぁあ」

「…此処固くなってきてる、サスケ。」

乳首を重吾の太い指で潰されるように弄られ
びくびくと肩を震わすサスケ

乱れた浴衣がより
サスケの色気とフェロモンを引き立てる

両手を浴衣の帯で
縛られてるのにも関わらず
どうにかして外したいのか
ぐいぐいと力を入れて解こうとするけど
難く固定されてるのか一向に外れない

あーあ、サスケの白くて綺麗な肌に
跡付いたどーすんだ

ちゅぱ、くちゅり、

「…は、あっーッん!」

女みたいな、甲高い声が響く

なるべく声を出さない様に、と
唇を噛み締めて涙ぐむ余りに色付いた姿に
ウチは魅入ってしまいその場から動けない

「は、ーっんッやーッああ!」

前方は水月が舌を起用に使って
根本から先端を舐め上げて
更に優しく何度も口づけを落とす

と、思ったら
今度は噛み付くように吸い付いて
その不定期な刺激に
耐え切れなくなったサスケは
腰をびくびくとくねらせて
そのまま白濁を吐き散らかした

ドプリ、びゅるる

水月はなんの躊躇いも無く、
いや、寧ろそれを悦んでるのか
白濁を唇から垂れ流しながらも飲み込んで、
最後の一滴も味わうかのように
強く絞り取るように肉棒を吸った

「…は、あ…っんく、」

息を切らすサスケに、
水月は身を寄せて口づけを落とし
その含んだサスケの白濁を
吐き出した本人の口の中へと移す

水月とサスケがキスしてるだなんて、
許せねーし有り得ねーと思ったが
長い長い濃厚な口づけを眺めてるうちに
以外に有りだな、と感じてしまった

不意打ちな行為に
追いつけなくなったサスケは
それを飲み切れず垂れ流してしまう

「どう?自分の味。美味しい?」

「…っ…んな、わけ、ーッう、あ」

悪戯に笑う水月に
息を乱してそっぽを向き
否定するサスケはそりゃ可愛い

その瞬間、
いきなり重吾が合図も無しに
サスケの細い腰を掴み四つん這いにさせた

「…も、…や、め」

「………中、ひくひくしてる、」

見るからに柔らかそうな尻肉を掴み
中をこじ開けてその後穴に舌を伝わせる重吾

びくり、肩を震わすサスケは
抵抗する暇も隙も無く
ただただそれに従っている様だった

「ーッく、…ああっ、」

「………ねーサスケェ、
何回も言うけど隣で香燐寝てるんだよ?
それとももしかして、
こんな淫乱な姿、見られたいの?。」

「…ちがッ」

………悪ィな水月、
ウチ、もうとっくに魅入っちゃってるぜ☆
と心の中で思いつつ
物音を立てぬ様息を潜める

クールビューティなサスケが
いつも下に付いてる水月や重吾の
言いなりになって涙ぐんで
感じまくってんなんて、やべえ!!
こっちも感じて来ちゃうじゃねーか!

「まあ、僕のも限界だから、
ご奉仕してもらおっかな。」

リズミカルな声でサスケの前に
太く硬そうな肉棒を突き立てては
ギザギザの歯を見せ付けてにこり、と笑う

サスケの綺麗な髪を強引に掴んでは
整った口元へとそれを当て付けた

「ーッ舐めてよ、ちゃんと。」

「ーッぐ、んッ」

水月の大きな肉棒を
必死で受け入れようとするが
手を使えない為舌だけで
対応するしか隔ては無いようだ

ぐちゅり、グググッ

「ーッ!んんっ!」

同時にサスケの後孔へと
突き立てられたのは重吾の二本の指

あーあ、あんなぶっとい指
一気に二本も入れちゃって、
ありゃ、刺激強いだろーに

ぐちゅり、ぐちゅり、
中を掻き回す音は薄暗い部屋を掠めて
何度も何度も繰り返された

そこから垂れ流れる透明な液体を
重吾は再び舌で掬い、孔へと舌を捩込んだ

「、ん…っぐッ」

頭は水月によって固定されている為
喘ぐ事さえも許されず
身体を強張らせるばかりだった

「サスケ、力抜け。」

重吾があやす様に優しい声で囁いでも
サスケには届かず、
口に在る物体をどうすればいいのか、
と咥えながらも肩を震わせるサスケ

「ほら、舌使って、
さっき僕がしてあげたように
すればいいんだからさ。」

「ーっん、…はっ」

要約捕まれた髪は離され少し楽になったのか
舌を肉棒へと突き出してぺろぺろと、
子猫がミルクを飲むように、
ご奉仕する姿はもうまじで写真に
収めておきたいくらい色気抜群で

「は…っあ、…ん、…っく」

ぐちぐち、ぐちゅり

未だ止む事の無い
後孔を開発する二本の太い指先は
いつしか奥まで入りきっていて
三本目の中指がなんの前触れも無く
そのひくつく後孔へ侵入された

「ぐッ…ん、っく…は」

「サスケの顔、えっろ。
早くぶっかけてあげたいなー。」

「ーっんく、う…」

「そ。その調子。歯、立てないでね。」

先端を咥え込み、
先程口移しされた自分の白濁と唾液、
水月の先走り汁が混じり合って
サスケの顎を伝い首筋に流れた

「っーッぐッ………ん、ゃああ、あ!!!」

その瞬間

サスケは水月自身を吐き出し
腰をうねらせ敷かれた布団に
ぎりりと爪を立てて発狂したのかと
不安になる程目を見開いて叫び出す

「ちょっと、重吾、ずるいよ。」

「…悪い。水月。…もう我慢出来ない。」

「…は、ぁあ、…おっき、…んく、」

凶器のような太く大きい重吾の巨根は
サスケの後孔へと宛がわれ
先端を入れるだけでも苦しそうだ

「…順番的に僕からでしょ、
そんな太いの最初に入れたら
サスケ壊れちゃうって。」

「十分に慣らしてあるから大丈夫だ。」

口を尖らせ不満げな態度を取る水月に
重吾は罰の悪そうな返答をするも
サスケに夢中で引き下がる気は無いようだ

ぎちぎぢ、

揺さぶりじわじわ追い詰める
重吾の太い肉棒に口をぱくつかせて声に
成らない痛みを上げる

「んっああっッ…」

「サスケ、気持ちいの?
僕の中途半端に放っておいて
自分だけそんないい思いなんて
ずるいよね。」

刃を見せて笑う水月は
いつもウチが見ている
馬鹿でアホでクソな(散々な言われ様)
水月とは雰囲気がまるで違った

「ほら。」

中に重吾が侵入してきてるのにも関わらず
またも自分の肉棒を
サスケの唇へと宛がう水月

「…は、やっめっ…ん、んっ!」

結局、首を振り抵抗するサスケは
呆気なく頭を捕まれ
それを受け入れざる終えなくなってしまう

「嫌々言ってるサスケもいいけど
僕はサスケのイく顔がみたいなあ。」

ゆるゆると自分自身を扱きながら
空いた片手でサスケの頭を
逃がさないように固定して

ああ、浴衣が肩からずれ落ちて
背中までまる見えだ

………えろい、

後ろは重吾にブチ込まれて
前は水月のモノを咥えて、
しかも涙目なサスケは攻撃力半端ない

ズレた眼鏡をかけ直す事を忘れ、
そんな事より身体が疼きだしたけど
此処で自慰する訳にもいかず
唇を噛み締めてその光景の続きを眺めてた




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