暁
□-あかつき☆幼稚園!-
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ある晴れた日の事
とある里にある小さな小さな幼稚園は
今日も元気な子供達の声が
園内に響きます
｢せんせ!おいら、ねんどで
イタチせんせい作ったぞ!うん!
うまいだろ!｣
ぴょこぴょこひよこの様な歩き方で
金色の髪を揺らしながら
あかつき幼稚園、年長組の担任の先生
イタチへ人型の粘土を持ってくデイダラくん
｢ふん。そんなのげいじゅつじゃない。
おれのがすごいに決まってる。｣
｢そんなのわりばしを輪ゴムで
くっつけただけだろ!
おいらのがすごいぞ!うん!｣
小さく鼻を鳴らして馬鹿にした後
割り箸を折ったり曲げたりして
人型を作ってそれを輪ゴムで止めた人形を
自慢げに見せびらかすサソリくん
｢ちげぇよ!これはくぐつっていうんだ!
三代目のじいちゃんからおしえて
もらったんだ!でいだらは
ばかだからしらねーだろ、くぐつ。｣
｢おいらはばかじゃないぞ、うん!｣
睨み合う二人にイタチ先生は
にっこり笑って仲裁に入ります
｢凄いな、二人共。先生にそっくりだ。
ほら、座って、工作の続きして。｣
今は自由工作の最中
（自分の好きな物をテーマに
自由にものをつくる）
｢…角都くんはー、
お絵かきか…なに書いてるの？｣
ちょこんと一人大人しく座る角都くんは
工作ではなくて絵を展示するようです
イタチ先生がその絵を覗いて見ると
黄色くてまあるいものをクレヨンで
ぐりぐりと書いています
｢…これは、お星さまかな？｣
なんて素敵な絵なんだろう
そう褒めようとしたとき
｢…違う、金だ。｣
…両親はこの子を
どうやって育てたんでしょうか←
｢…お金が好きなのか？角都くん。｣
｢…金はおれをうらぎらない。｣
｢………｣
｢金こそがすべて。｣
力を込めてぐりぐりと黄色いクレヨンで
丸を書き続ける角都くん
｢………小南先生ー!!!!｣
危険を感じたイタチは副担任である
小南を呼び止め、小声で確認する
｢角都くんなんだがー…｣
｢ええ、解ってるわ。
確かにお金は大切よ。
世の中を解ってるわよねこの子。｣
｢そういう事ではなくてー…｣
｢それより危険なのはあの子よ、｣
小南先生が小さく指を指したその先には
｢じゃしんさまああああ!｣
｢ちょっと飛段くん!なにしてるんだ!｣
意味の分からない言葉を叫びながら
勢い良くイタチ先生の元へ
全速力で走って来る飛段くん
その手には何処から持ち出してきたのか
カッターが握られていました
それをイタチに差し出します
｢先生!おれを刺して!｣
｢ちょｗｗｗおまｗｗｗ｣
｢おれを刺して!きもちいんだぜ!
刺されるとぶうわぁああって
からだの血がお外に出ていくかんかくが
すっごいきもちいの!｣
｢ちょっと落ち着け、ひ、飛段くん、｣
隣で小南先生はやれやれ、ほらね、
貴方がどうにかしなさいよ!
わたし知らない☆って
顔をして眼を反らしました
｢小南先生｣
｢あらいけない、
そういえばペインくんがまだ
お昼寝中だわ。確かお母さんに
ピアスを何十個も強制的に開けられて
痛い痛いって寝込んでる最中だし。｣
｢うええええええ!!
それはあきらかお昼寝じゃないだろ!
ふつーに虐待されてるぞっ、｣
｢様子を見てくるから後はお願いします。｣
小南はぱちん、とウインクをして
ペインくんが寝ている部屋に行きました
｢ちょ、…｣
｢先生、見て!
ねんどのせんせい、ぱーと２!｣
｢ああ、そっくりだデイダラくん。
いいから座ってくれー…｣
｢くぐつ、くぐつ、すげーだろ!
なァ先生!こいつのクソねんどより
似てんだろ？｣
｢サソリくん。わかった、
わかったからー…｣
｢金金金金金金金金金金金金金金!｣
｢…角都くん、君はどういう教育をー…｣
｢せんせい、刺して!おれを刺して!
ぶしゃあああって!ぶしゃあああって!
血を出して!せんせぇ!｣
｢駄目だ、飛段くんっ!!!!
それは犯罪になるだろォ!｣
も
う
や
だ
こ
ん
な
幼
稚
園
(完璧に私の事忘れてますね、
そしてイタチさんキャラ崩壊ｗｗｗ)
(早く水飲みたい。ﾏﾀﾞｶﾅ､ﾐｽﾞ)
一方、水槽で飼われる金魚の鬼鮫は
餌はまだかと拗ねはじめて
花壇で大切に育てられている
雑草のゼツは水はまだかと
ふてくされているようです
｢…褐ッ!｣
｢ソラァアアア!!｣
｢じゃしんさまぁああああ!!｣
｢…金、金金金金!!｣
あかつき☆幼稚園は
今日も元気な声が園内に響きます
さてさて明日はどんな
楽しい事が待っているのかな？
おしまい☆
イタチ先生キャラ崩壊ｗｗｗ
最初はイタチじゃなくて先生を
角都にしようかとか迷いましたが
やっぱり保育士はイタチさんのが
似合うかなーっと（笑）
鬼鮫とゼツは園児達に可愛がられてる
ペットの魚と花(まだ草)←
BLでもなんでもないけど
書いてて楽しかったぜ☆
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