-罪と罰-
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(サソリside)




「ひ、っんああ、イタチっ、く」




俺は今壊れた人形の様に
目の前の男に身体を委ねている

「…っ締め付け過ぎた、サソリ、」

「っふ、う、んあ、っや、だあ」

ずんずんと迫る衝撃的な
突き付けに堪えながら
俺はぎゅっとイタチの服にしがみつく

静まり返るその部屋には
ぐじゅぐじゅと鳴る水音と
熱い二人の吐息と
ぽつん、ぽつん途切れる声

「…嫌なら止めるか?」

「くっう、止め、ないでっ…
イタチっ、あ、ん」

同意の上だった

俺の相方で、
恋人であるデイダラは今は居ない

他のメンバーも任務やら
食料調達やらで此処を留守にしている

アジトには目の前に居る
うちはイタチと俺二人だけ

「ったく………
デイダラに知られたらどう思うか、
まさか他の奴にも
こんなに濡らして
よがるなんてな…」

「言わない、でくれっ、
お願っ、ん、ああっ」

「…なら、もっと
俺を満足させろ、サソリ」

「ひっや、っああっ、ん」

俺は一心不乱に腰を振り続ける

突き付けられる肉棒を
ぎゅうぎゅうと離すまいと
何度も何度も動作を繰り返し
快楽に溺れた

正直ー…出来心だった

デイダラを嫌いになった訳でも
デイダラの行為に不満があった訳でもないし

本人には悪いが
イタチを好きになった訳でもない

それはイタチも理解の上で

「もっと、っイタチっ、
っく、んあああっ!」

「…サソリ、出す、ぞ。」

「あ、っん、ああっ」

ゴプッ

白濁の液体が漏れて
俺の中を乱す

「…は、あっ…ん、もっと」

この一瞬の刺激の為に
俺はイタチに身体を委ね
何故か満たされる事のない快楽を求め
何度も何度も行為を繰り返した





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