poem2
□怖い私
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私には好きな人がいます
でもその人に
私は想いを打ち明けないでしょう
何故なら彼は
私の友達の彼氏だからです
叶ってはいけないのは分かってます
駄目なことも知ってます
けれど私はこの想いを
切ろうとは思いません
そんな軽い気持ちでは有りません
友達から聞く
彼の情報
それをただただ聞いていて
そっと心にインプットする
それが私の楽しみです
私はとても怖い人間ですから
彼から気付くのを
ずっと待ち続けます
毎日なる鐘の音を
何回聞いた頃でしょうか
彼の隣には私がいます
そして友達の隣には
─新しい彼氏─
……なんて怖い世でしょうか
でも
その事実を知っている私は
その何倍も、怖い人間です。
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