振り

□コレください
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うふふ。
定期試験終わって久々のお家デートです!初日に英数が重なるという悲劇を超えてね!今日はテスト返しで午前中で学校終わって花井くんも部活ないということで(追試の人達の調整のために全部活休部らしいです)花井くんちに直行です!
ああ。嬉しいなっ。だってホントに、ほんとに花井くんちこれるのめずらしいんだもの。試験週間勉強もだいたいわたしのうちですし。
にやにやしてたらカバンをベッドに放り投げたはないくんと目があって、さらににやにやしてしまう。あああ高揚が抑えられません。はないくんはそんなわたしを見てなんとも不思議なものを見るような顔で(そんな顔も大好きです)まばたきします。


「あ、えっと荷物、机の横いいかな?」

「ん、ああ」


てきとーでいいから、とタオルをはずすはないくん。
何故でしょう。この会話だけでわたし、こんなにわくわくします。はないくんってすごい。すごいんだからっ。
スクールバッグを机の横に置いて、私は床に正座をした。ああ!また正座しちゃったよ!くせだなこれ。正座したら花井くんいっつも「あしくずせよ」て言ってくれてしまってわたし慌ててあしくずして花井くん苦笑いして「おっまえほんと慣れねーな」て言うから…。
違うんだよ。わくわくしすぎてるの抑えようとしてるだけだよ。すきすぎてごめんね…。






(…なんちゃって)
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