おれの身体のしたで小さくふるえるおんなのこ。 「さか…っ、ぐちく」 誰もいない教室で、かのじょのおびえたこえがおれにとどく。 かのじょを組み敷いたのも、その白い肌をおおった制服を乱したのもたしかに俺なのに。 なのに自分でもどうしてこうなったのかわからない。 さっきまで普通に笑ってたかのじょ、今はただ、泣いて、泣いて。 おそらく初めてであろうこのひどく卑劣で無意味な行為に、底知れない恐怖を感じているのだろう。 その濡れた赤い瞳は決して俺を見ようとはしない。 けど。 必死に背けられゆがんだ顔が、床に縫い止められた手が脚が、初めて知る感覚への素直な欲求で桃色に染まっているのか見て取れる。 そうだね。 君も人間だ。人間で、おんなのこだ。 「ゃ、めて。おねが…い」 ズボンから取り出した自身を数回手で扱いてかのじょのわれめにくっつける。 ぴくんとふるえて、かのじょの腰がにげた。この後に及んでも、かのじょのは抵抗をやめない。 「いや!やだぁっ。さかえぐちく、ゃ、やめて!」 そんな小さな声じゃだれにも聞こえないよ?抵抗するなら殴る蹴るしなよ。君ほんとに助かる気あるの?もしかして俺がやめると思ってる? あはは。 これだけ撫でても求めない君を。素直にさせてあげないなんて。 そんなこと、出来るはずないじゃないか。 かのじょの悲鳴をくちびるで飲み込んで、ひとおもいにつらぬいてやる。 くぐもった苦しそうな声。 ああ。痛いよねそりゃ。 俺も、キツいもん。 根元までいれて、口を離す。声を出す余裕さえ失って短い呼吸を繰り返すかのじょの肩が目に入る。 はっ、はっ、てまるで犬みたいな息の仕方だ。はは!変なの。 痛くて力が入らないのか、かのじょのからだはほとんどくたりとしていて。俺はそれをいいことにかのじょの片膝をすくって、わざと大きく開いた。 丸見え。いいの?抵抗しなくて。 少し動くのもやはり痛いようで小さな悲鳴をあげるかのじょ。なんだかつまらなくなって、さっきさんざんすっていじったかのじょの胸に指をのばす。 案の定、先の前戯で赤く熟れた胸の飾りは敏感だった。少し触れただけで声があがり、胎内がふるえたのがわかる。 「やらしいね」 泣きながら首をふっても。懇願の眼差しで俺を見ても。 君のからだは甘さを知ってしまった。 胸をいじったまま合図もなく動き始める。両手で口を抑えて必至に耐えようとするかのじょ。 君は誰かにこの行為を止めてもらうことより、この行為が早く終わることを望むんだね。 なんというか、ひどく彼女が憎かった。
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