他校生との付き合い初め 「おっまえふざけんなよ」 「えぇぇ…」 「いーじゃんかつきあってんだから!」 なんだか柴さんサイテーなこと口走ってますがわたしだから許してくれるよな?的なあれでモノ言ってるからオッケー('-^*)okみたいな感じですか?ぜんぜん('-^*)okじゃないですよわたし。普通に引いてますよ? 「お前のその無駄にでかい乳はなんのためにあるんだ」 そ、そ、そんなこと言われましてもわたしお付き合い経験なぞありませんしましてや殿方にむ、胸を触られたことなど人生一度たりともございませんっ。 「こういうときはだな、年上をたてるもんだぞ」 ただでさえ悪い人相がさらに悪い顔になっている…。確かに何事にも自信があって前向きでそんなあなたを好きになったのだけど。いきなりすぎてちょっと困ってしまう。 返す言葉が見つからなくて、どうしたらいいかわからなくて固まっているとぐいっと腕を引かれ後ろから抱きすくめられてしまった。ぎゅぅうと軋んだのは、わたしの肩か心臓か。 「…男子校なめんなよなー」 首筋に柴さんの顎髭が掠めてくすぐったいような気持ち悪いような。それでも腕はわたしの胸には触れず、少し下で遠慮がちにまわされている。いつも自信満々で積極的な柴さんが、はっきりとしたため息をついた。 |