あとがき的おまけ ななが空気を察したのか俺を見上げてきた。俺は躊躇なく、俺を仰いだ唇にキスを… 「あっ」 ななが小さく身じろぐ。えっなにっ嫌でしたかななさん!? 「着信であります花井キャプテン…」 そこでやっと気づいた。ななの手に握られた携帯が震えている。開きっぱなしのディスプレイに阿部くんと書かれていた。 ま、じ、か、よ!! あの人を腐らせチャンピオンめ!!俺がお前になにしたっつんだ!!どっかで見てんじゃねぇだろな! 「もしもし」 お前も出んのかよ!?さっきの空気は無かったことになるのか!「うん、いるよ」と会話を区切って俺に携帯を渡す。俺は悔しくてななをそのままに携帯を受け取った。俺につながらず、ななにかけたらしい。こいつ…。 ななは恥ずかしそうに俺の腕の中でもぞもぞしている。 『お前ら今どんな状況だよ衣擦れの音がすんだけど』 「阿部、わかっててかけただろ」 『んなワケねぇだろ。つか、業務連絡だから聞ける体制作って欲しいんだけど』 何様だこいつ…。 ってゆう感じになったら楽しいなえへっ!←← 20110118 |