振り

□呼び水
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あとがき的おまけ


ななが空気を察したのか俺を見上げてきた。俺は躊躇なく、俺を仰いだ唇にキスを…


「あっ」


ななが小さく身じろぐ。えっなにっ嫌でしたかななさん!?

「着信であります花井キャプテン…」


そこでやっと気づいた。ななの手に握られた携帯が震えている。開きっぱなしのディスプレイに阿部くんと書かれていた。


ま、じ、か、よ!!



あの人を腐らせチャンピオンめ!!俺がお前になにしたっつんだ!!どっかで見てんじゃねぇだろな!



「もしもし」



お前も出んのかよ!?さっきの空気は無かったことになるのか!「うん、いるよ」と会話を区切って俺に携帯を渡す。俺は悔しくてななをそのままに携帯を受け取った。俺につながらず、ななにかけたらしい。こいつ…。
ななは恥ずかしそうに俺の腕の中でもぞもぞしている。


『お前ら今どんな状況だよ衣擦れの音がすんだけど』

「阿部、わかっててかけただろ」

『んなワケねぇだろ。つか、業務連絡だから聞ける体制作って欲しいんだけど』


何様だこいつ…。








ってゆう感じになったら楽しいなえへっ!←←


20110118

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