■ 雑 文 ■
□you in distance.
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いつから好きになって
そしたらむきになった
「好きだよ」
そう言えば、返ってくる言葉は大抵こう。
「ありがとう、…君は可愛い甥っ子ですね」
俺からの好きの意味、わかってる癖に、その人を軽く見る笑顔はなんだ。
「…毎回、毎回。 最低だな、アンタ」
皮肉を呟いたところで、相手は気にも留めず、また笑う。
こんなに近くにいるのに、いつも、いつも遠い存在。
「僕の性分なんです。 君も、わかっているのでしょう？」
― 嫌になるほどね
「ああ、わかってるよ」
だから、いつも強引に引き寄せて、抱きしめて、唇を奪って、強硬手段をとる破目になる。