詩
□君と花火
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花火舞い散る中
君とふたりで
手を繋ぐ 笑う
それだけでよかった...
夏祭り 夕暮れの待ち合わせ
君の浴衣姿想像して
顔が赤くなるのがわかった
君が来て 浴衣着て
照れくさくて
"似合ってる"って言えなかった
花火舞い散る中
君とふたりで
手を繋ぐ 笑う
それだけでよかった...
好きだった
離れたくなかった
でも君はもう居ない
そっと 繋がれた手と手
君は恥ずかしそうに
下を見てたね
夏が来て 君が居て
幸せだった
ずっと一緒って思っていた
花火舞い散る中
君とこっそり
キスをした
あの夏 忘れないよ...
音をたて 輝く花火
君の横顔見つめてた
"来年もまたふたりで来ようね"
花火舞い散る中
君とふたりで
叶わぬ約束をしたね
今でも...
花火舞い散る中
君とふたりで
手を繋ぐ 笑う
それだけでよかった...
あの時がどんなに幸せだったか
今の僕にはわかるよ