アイシ
□片思い記念日
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こないだのチームの資料と月刊アメフト比較して言う通りにまとめろ。
部活後伝えるから。
ハイハイ、と言いつつウキウキしてた。(二人きりになれる。)
セナ達は帰った。明日も朝練だしきちんと休まないと。ヒル魔くんは大丈夫?
なんて思っても聞いたことは無い。
彼にとってはどうでも良い質問だもの。
ウ゛ォン!!!!ドドドドド‥‥‥!!
ヒル魔くんから私への話しが終盤に差し掛かった時、外にバイクの爆音が響いた。
「何だろう、葉柱さんかな?」
「‥‥さぁ、違うんじゃねぇ?」
ニヤッとしてヒル魔くんは言った。
扉が開いて、入って来たのは露峰さん。
私は帰宅。
さっきまで一緒だったのに。今はあの中に二人きりなんだ。ズキズキする。
明日もヒル魔くんに会える。会えるけど。
END