ごちゃまぜ

お兄ちゃん
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「おっ、頑張ってんじゃねぇか」


「ユーリ!!」


現れたのはユーリ。


一人で修行するカロルの様子を見に来たのだ。



「カロル、休憩しろよ」


「うん♪」


僕はユーリの元へ走っていった。






「ほい」


そう言って手渡された物。


「アイス…?」


「なんだ、嫌だったか?」


「ううん、そんなことないよ。ありがとう!」


僕が笑うと同じようにユーリも笑った。


でもアイスって、きっとユーリが食べたかっただけだよね。


でも言うと怒られそうだから言わない方がいっか。


「修行の方はどうだ?」


ふとユーリが聞いてきた。


「順調だよ!僕、頑張るって決めたから!」


ユーリは何も言わず、何故か僕をボケーッと見ている。


そしてニッコリ微笑むと急に立ち上がった。


「ユーリ?」


僕にはユーリの行動が不思議で仕方ない。


「カロル。修行、付き合うぜ?」


「へっ?」


ユーリの発言にすっとんきょんな声が出てしまった。


「カロルが一人で頑張ってんだ。俺も何かしてやりたい」


「ユーリ…ありがとっ!!」


僕はお礼を言ってスクッと立ち上がる。


「よーし、いっちょやるかぁ!!」


「うんっ!!」










こうして僕はユーリと一緒に修行することになった。


時に厳しく、時に優しく…。


ユーリはいつもそんな感じ。


まるでお兄ちゃんのように接してくれるユーリが僕は大好き。


ユーリが本当のお兄ちゃんだったらよかったのになぁ…。









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ヴェスペリアをしてるとユーリとカロルが兄弟みたいに見えて仕方ありませんでした(笑

これはそんな妄想から生まれたお話です。


読んでくださりありがとうございました★
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