ごちゃまぜ
□大好きです
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「とりあえず落ち着け」
「はいっ!!」
エステルは落ち着く為、深呼吸を繰り返している。
はぁ…、いきなりおかしくなるから焦ったぜ…。
「ああの、ユーリ」
まだ少しどもりながらもエステルはユーリを呼ぶ。
ユーリが振り向くと慌てて下を向く。
「さ…さっきの続きですがっ!!私、ユーリが大好きです!!」
言った…やっと言えた…!
エステルは心の中で喜ぶ。
そんなエステルとは裏腹にユーリは目をパチパチさせていた。
「ユーリ?」
エステルの声で我に返るユーリ。
「あぁ、わりぃ。俺も…、エステルのこと好きだ」
「本当ですか!?後から冗談だった、なんて言いません?」
明るい顔ながらも内心は不安そうだった。
「言わねぇよ、言うわけねぇだろ?」
ユーリのその一言で不安が吹っ飛ぶ。
「ゆーりぃ…、大好きですっ!!」
「おわっ!?」
ガバッと抱きついてきたエステルをユーリは抱き止める。
自分の腕の中で幸せそうに笑うエステルを見たユーリは、エステルの頭を優しく撫でてあげた。
「ユーリ…ありがとうございます」
「ん?なんだってエステル」
エステルが言った言葉が聞き取れなかったユーリはエステルの顔を覗き込む。
「…寝てる」
笑顔のまま小さく寝息を立てて寝ているエステルを見てユーリは優しく微笑む。
「おやすみ、エステル」
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普通のユリエスでほのぼの系でした。
夜這いはする人はやはりするんですかね?笑
まあ人それぞれですよね!
この小説を読んで、少しでも楽しんでくれたなら嬉しいです★
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