ごちゃまぜ

大好きです
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「あ、あの…けっ、けして…けしてですねっ?私、けして夜這いしようとしたわけじゃありませんっ!!!」


「ぶっ!!!?」


ギュッと目を瞑り真っ赤な顔で言うエステルにユーリは噴き出した。


「おまっ…、どこでんな言葉っ…!!」


「え?レイヴンが教えてくださりましたよ?好きな人には夜這いするのが一番だっ!!って言ってました♪」


あのおっさん…。


お姫様になんてこと教えんだよ、たくっ。


「んで夜這いの意味は聞いたのか?」


顎に指を当て少し考えてからエステルは首を振った。


意味も知らずに使ってたのか…。まっ、知らない方がいいだろ。


「夜這いってしちゃいけないことなんです?」


「ん?あぁ、まぁ普通はしないんじゃねぇか?」


ユーリが言うとエステルはなる程、と何回も頷いている。


「だがいつ夜這い…じゃなくて、俺の布団に忍びこんだんだ?」


「そんなのユーリが寝た後こっそりですよ♪でも寝ちゃうつもりはなかったんですけどね…」


困った顔で笑っているエステルに俺は笑う。





「私、ユーリのことでレイヴンに相談してたんです」


ポツリとエステルが言った。


俺のこと、ねぇ…。


「それでですね、好きなら夜這いしちゃえと言われまして…」


なる程、な。


「…て、好きって?」




「……」



「……」


数秒間の沈黙。




「はっ、はいっ!あのっ、あの…わたわた私が、ゆゆゆユーリのことを…ですねっ!!」


「ちょっ、ちょっと待てエステル!!」


言葉がおかしくて何言ってんのか分かんねぇ!!


エステルを見れば茹で蛸状態であわあわ言っている。




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