ごちゃまぜ

幼い君
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「しょーねん♪」


「なに?レイヴン」


「ちょっとこっち来て♪」


「うん?」


レイヴンに手招きをされ、カロルはレイヴンに駆け寄った。





ぎゅうううぅ。




「ちょっと!!急になにすんだよ、レイヴン!」


突然レイヴンに抱きしめられたカロルは驚く。


「カロルは暖かいわねぇ」


「なにそれ。あ、レイヴンもしかして寒かったの?」


(いやそれは違うよカロルくん)


口には出さず心の中で突っ込むレイヴン。


「んー、ま、そんなとこ」


「じゃぁもっとくっついていいよ!!風邪ひいちゃったら大変だから」


「あ………、うん」


真剣な眼差しで見つめられレイヴンは本当のことが言えなくなってしまった。


(こんな純粋な男の子騙すのは辛いわねぇ)


一人頷くレイヴンをカロルは不思議そうに見上げてきた。


「レイヴン、どうしたの?」


「ん?ちょっと考えごと」


「考えごと?何か悩んでるなら相談のるよ!!」


キラキラと目を輝かせながら言ってくるカロルに苦笑いするしかなかった。





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