ごちゃまぜ

小さくても中身は大人
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「ユーリ、ほっぺ触っていいです?」


ニコニコとご機嫌で聞いてくるエステルにため息がでる。


「エステル、その質問何回目だよ」


「えっと…、10回ぐらいでしょうか?」


ニッコリ笑顔のエステル。




エステルが笑顔な理由、何回も聞いてくる理由。


それは今の俺の状態が原因。


今の俺は小さくなってる。


もちろんエステルも同じだ。


なんで小さくなってるかは以前俺とエステルが入れ替わった時、元に戻るために食べた飴…あれの副作用らしい。


そのせいで元には戻ったものの…な。





ぷに。




頬に感じる指の感触。


「…エステル、俺まだいいなんて言ってねぇぞ?」


「何回触ってもプニプニしてて柔らかいです♪」



聞いちゃいねぇ…。


自分のほっぺだって変わらねぇと思うんだがなぁ。



「エステル、何してるの?」


「あっ、リタ!こっち来てください、ユーリのほっぺプニプニしてて気持ちいいですよぉ?」


エステルは手招きをしてリタを呼ぶ。


「あっ、あああたしはいいわ。興味、ないから!!」


あいつ、なんで顔赤いんだ?


リタの顔を見れば真っ赤。


自分が原因だとはユーリは分かっていない。


「そんなこと言わずに♪」


リタが頑固として動かない中、エステルがグイグイこちらに引っ張ってくる。


細い腕してどこにあんな力あんだか。


そして二人は俺の前で止まった。




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