ごちゃまぜ
□大好きです
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「……ん…」
布団の中の違和感に目が覚めた。
バッと布団と捲ればそこに現れた人物。
「………えっと…」
布団の中にいた人物を見てユーリは呆然。
な、なんでエステルがここにいんだよ!?
そう。そこにはユーリに抱きつき幸せそうに眠るエステルがいた。
「ん…、あ、ユーリ。おはようございますぅ…」
にへらと笑い、眠たそうに目を擦るエステル。
数秒後、ピタッと止まるエステルの手。
「えっ、えっ、なんでユーリがここに?」
何度も瞬きをし、ユーリを見るエステルに、
「それは俺が聞きてんだけど…」
苦笑いを浮かべながら言うユーリにエステルの思考が一時停止。
そして次の瞬間
「きっ…、きゃあああああ!!!」
案の定、叫び声を上げた。
そんなエステルの姿にユーリはため息しかでなかった。
*---------*
「ごごごごめんなさいっ!!」
ベッドに正座し頭を深々と下げ謝るエステル。
「いや、別に気にしちゃいねぇが…」
なんでいたかの方が気になるよな…。
「わっ、私っ…」
「ん?」
頬を赤らめ、モジモジしているエステルをユーリは見つめる。
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