MUSIC
□月灯り
1ページ/1ページ
肋骨がきしむくらいに
抱きしめられてみたいです
砕け散る音に似ている
声さえも届く事なく
手を繋いでみたいです
灰色の朝迎え 風に靡くマフラー横目で追いかける
息を切らして
涙が出るくらいに大好きになりました
誰にも取られたくないとそう思いました
心も言葉もない体
うずくまってただ待ってるばかり
ため息を殺す自分見てる 偽りのカタマリ
地球が爆発して居場所を無くしました
窓ガラス越しの口付け 捻る瞳
涙が出るくらいに大好きになりました
誰にも取られたくないとそう思いました
月灯りの地に二人は立ってました
肩寄せ抱き合う 全ての夢見ました
繋ぎ止めたいそれだけです
オモチャ気取りで眺めてた
まるで宇宙にいるみたい
そしたらいつの日か砕々になっていく