ガイシカ・連の書

ねじ伏せられる
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「さぁ共に修行だ!!忍たるもの日々の修行の積み重ねは大切!さぁ、始めるぞシカマル君!!」

「ぅあ??」

途端にガイ先生により腕を抱き込まれシカマルの視界がグルリと一回転した。

と、同時に強く地面に叩き付けられ、身動きがとれなくなっている事に少年は気付く。



完全にねじふせられている…。



「シカマル君!私の身体を押し退けて立つ事が出来たら修行第一段回クリアとしてやろう!!ハハハハ、さぁ〜来い!」

「……む…んぐ…ぅ」

シカマルとガイの体格差は見るも瞭然。
大袈裟かもしれないが仔ネズミの上に大型犬が飛び乗っているという感じである。
調度シカマルの顔にガイの堅い胸板があって息をするのも困難だ。

モガモガと必死に動いてみせるが、相手はビクともせずにより一層、身体を密着させてくるから堪ったものではない。
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