ガイシカ・連の書

暑苦しいあの人
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「なん………、すか」


まだこれは、奈良シカマルが下忍だった頃の…中忍にあがる少し前までのお話。


今日は任務もなければ大した用事もない。
シカマルがのんびりとたまには散歩にでも…と思い、フラフラと人通りを抜け森辺りにまで来た頃だ。


そこへふいに後ろから勢いよく右肩を掴まれた。


「………………アンタは………。」

「ハハハハ!君はアスマの所の奈良シカマル君じゃあないか!!」

確か…えっと…
日向ネジがいる班の担当上忍。
……………名前は……………

「えと、…ガイ?先生……でしたっけ?」

うぅわ…眉毛こゆぅぅ。
シカマルはガイの相変わらずな容姿に引き、距離をのばす為に数歩うしろへ下がった。


「こんな所まで独りで来てどうしたのかなっ?」

「はぁ…まぁ、その辺をブラブラ散歩してただけっす」

「散歩…!!散歩とは良いなッ、ハハハハハ!!」

「…………、」



何かバカにされてるみたいでムカツク…
何で散歩って言っただけで笑われなきゃならねぇんだ?



シカマルの額に青筋がはしった。
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