小説の書
□パクパクしちゃうぞっ。
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「…あ。」
「おう!久しぶりだの、ボウズ。」
「…………。……お久しぶりです、犬さん」
木ノ葉の里を赤い夕陽が染め始めた頃だった。
奈良シカマルは中忍の任務を早めに切り上げて、猿飛アスマの住むアパートへ足を向けている最中、思わぬヒト(動物)と遭遇してしまったのである…。
「だ〜か〜ら〜!わしは犬さんではない!!ちゃんとパックンと言う、レッキとした名前があるわ!」
畑カカシという、他国にその名を轟かす天才上忍…の忍犬。
シカマル少年の足元にいつの間にか、そのカカシ上忍の忍犬が居たのである。