小説の書
□エロいガキ
1ページ/18ページ
中忍になって日も浅いコイツ。
オレの愛しい愛しい部下である奈良シカマルは、中忍成り立てで忙しいだろうに…それでも時々、オレを探しあてて将棋の誘いを持ちかけてくる。
「っは…ッスマ…、居た…」
太陽の光が眩しい正午過ぎ…
オレは上忍待機所の隅の窓辺で一服していた。
そこへ息切れをおこしながらオレの名を呼ぶ、可愛い可愛い声が聞こえてきた。
「よ。シカマルか」
「はぁ…まじ疲れた…」
ヘタリとオレの横に座ったシカマルは、珍しく急いで走ってきた様だった。
「どうした。オレにそんなに会いたくて、走って探してきてくれたのかぁ?」
「ちっげぇよバカ!!…アスマの所に行こうとしてたら……、ちょいな」
めんどくせぇ奴に絡まれちまってよ、逃げてきたんだ。
額の汗を軽く拭い、やる気の無さそうな表情でオレを見上げた。