ドリーム小説*最遊記

□突然のプレゼント
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窓から朝日が差し込んで、悟空の顔を照らす。
朝食の時間になっても、部屋から出てこない悟空の部屋に、男が3人集まっている。

「悟空!何でこんな所で寝てるんですか?!」
「っ…ん。もう朝?」
「おサルちゃんったら、寝相悪すぎにも程があんぜぇ〜?」
「んだと〜!!仕方ねえだろ!!ベッド使えなかったんだから!!」
「使えなかった?」
「あ…その…」

しまった!そんな顔をして何とか話を誤魔化そうとするが、言葉が出てこない。
悟空は、目の前のベッドに視線を止める。

「!!??なあ!ここにいた女知らねえ!?」
「何言ってんだ?」
「ついにボケたか?」
「チゲーって!!」
「僕等が来たときは、悟空以外誰も居ませんでしたよ?」
「そんな…確かに昨日…」
「寝ぼけてたんじゃね〜?」
「…」


夢…そうだったのかも。
あの時無理やり起こしてみればよかった…。


チャリッ


俺、名前も聞けなかった…。


「おい。何か落ちたぞ」


ん?


床には銀のネックレス。


あ…。


昨日の女がしていたものだった。

「夢じゃなかった…」
「…そうですか。会えるといいですね」
「おう♪」
「で、おサルちゃんはその女と何してたんだよ?」


!!


昨夜の出来事――感触が蘇る。
途端、悟空の顔が赤くなった。

「何だA?♪やらしいことしてたのかぁ?」
「お前と一緒にすんな!!」


暫くの間悟空は悟浄の事をエロガッパと呼ばなかった。


         end
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