ごちゃまぜ
□亜莉子と雪乃
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「小2の時に亜莉子、劇でお姫様の役やったよね」
「うん」
「あの時着てたピンクのドレス、綺麗だったなぁ〜」
「えーそうだっけ?」
「そうだよ!あ、そうそう。五年生の遠足の時、亜莉子ってば迷子になっちゃってさぁ」
「あーそれは覚えてるよ」
「私ほんっと心配したんだからねー」
「あはは、ごめんねー」
「もう!そういえばあの時も『ごめんね、私は大丈夫だよ』とか言って、本当は泣きそうな顔してたじゃない」
「ま、まぁそんなこともあったよ。雪乃よく覚えてるね。記憶力いいなぁ…」
「んー、記憶力がいいっていうか」
単純に、君のことだけ覚えているから
そウ、きみノこトダけ。