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俺がびくびくしながら様子を伺っていると、スザクは指でケーキの上のクリームを掬うと俺の裸の胸にそれを塗りつけてきた。
「ひぁ…っ!!何するんだっっ!!」
「…ルルーシュ…、いただきます…」
目が本気だ…!
た…食べられるっ!!!
「ひゃ……」
スザクの濡れた舌が、熱を伴って俺の胸を這う。
「んゃぁ……っ!」
ざらざらした舌の表面が胸の先端を掠めたとき、全身に電気が通るようなあの感覚が走った。
自分でも恥ずかしくなるような声が洩れる。
スザクはしたりと笑うと、舐めたり、転がしたり、ぷにゅぷにゅ押しつぶしたりしながらしつこくそこを攻めてくる。
「ぁ…っ、や……っ!あぁっ…ん…」
身体がびくびく跳ねて、意思とは裏腹に自らスザクの舌に胸を擦り付けてしまう。
恥ずかしい…っ!!
そんな俺を、スザクはいい笑顔で見ているのだ。
やってるときのこいつは、普段からは想像できないほど意地悪に…
いや、サディストになる。
生徒会のみんながこの姿を知ったら、きっと驚くに違いない…。
「こ、の…変態ッ!!」
俺はスザクを涙目で睨みつけた。
「そんな可愛い顔して言ったて無駄だよ、ルルーシュ」
スザクが尖ったそこにキスをした。
「甘い…。熟れた果実みたいだ」
よくそんな恥ずかしいことを平気で言う。
そんなこんなで、二人でケーキ一個を平らげる頃には、俺は下着だけの姿で、どこを触られても敏感に反応するようになっていた。
「今日のお前…、しつこい」
「しつこいって…。僕はただルルーシュとゆっくりじっくり愛し合いたいだけだよ」
それに、とスザクは続けた。
「ゆっくりされるのが嫌なのは恥ずかしいからだろ?身体はこんなに悦んでるんだもんね」
そう言いながらスザクは俺の首筋に吸い付いた。
「ふ……っ」
思わず肩をすくませて、鼻から声が抜けると、スザクは勝ち誇った笑みを浮かべた。
「ここも放っておかれて辛そうだね」
そう言ってスザクは唯一残された下着までも下ろしてしまった。
俺の性の象徴はすっかり形を変えて、蜜を溢れさせている。
息を吹きかけられるだけで身体が震えた。
熱の中心が疼くが、見つめているだけでスザクは触ってくれない。
「可愛い…。見つめられるだけで感じる?蜜がどんどん出てくるけど」
「………っ」
よくもまあこれだけ俺を恥ずかしがらせることができる…
…が、もう限界だった。
「ス、スザク…っ」
目で訴えてみる。
「なあに?」
しかしスザクはにこにこして首を傾げるだけだ。
…こいつ、絶対わかってやってるッ!!
「…っスザクうぅ…っ」
泣きそうになりながらも、やはり自分から言うことはできなくて、また名前を呼ぶ。
「う………っ」
スザクが俺の目を見て固まった。
な、何だ…?
スザクはちょっと怒ったような、しかし情けない顔で溜め息をついた。
「…ずるいよルルーシュ、それは反則っ!せっかくおねだりさせようと思ったのに…」