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スザクは、せっかく今着たばかりのルルーシュの寝間着をはだけ、子供を抱き上げる時の様に両手で胸を固定して、親指で先端を擦り付けた。
「んん……っ」
くぐもったルルーシュの声が漏れる。
「声、我慢しないで?」
「いやだ…っ」
ルルーシュはプルプルと首を振って唇を噛む。
「聞きたいんだけど…」
スザクは口を尖らせ呟き、指先で摘んだ。
「ひぁ……っ!」
ルルーシュは思わず声を上げてしまい、悔しそうな顔をする。
それを見てスザクは再び不敵な笑みを浮かべると、きゅっきゅっ、と何度も繰り返し摘む。
「あ…っあ…っや…っ」
その度にルルーシュは小さく声を上げた。
「ルルーシュこれ、好きだもんね」
「…うるさいっバカっ」
そうは言いながらも次第にルルーシュの表情は溶けてくる。
スザクはルルーシュの下着を下ろして直接握り込んだ。
「ん…っ」
スザクの手が丁寧に扱き上げる。
「あ…っは…っ」
緩急を付けながら長い指を絡め、ルルーシュの快感を引き出す。
先端から蜜が溢れて流れ落ちた。
「ぬるぬるだね、ルルーシュ」
一見、無邪気そうな笑顔(よく見ると無邪気で無い)で言われ、ルルーシュは目を反らす。
「んやぁ……っ」
スザクが指の腹で先の丸みを撫でると、手の中のルルーシュがびくびくと震え始めた。
「あっ、スザクっ、それだめっあ……っ」
「いいよ、イって」
「や…っあ………ッ!!」
先端の穴をくすぐってやると、ルルーシュは呆気無く果てた。
頬を上気させ、薄い胸を荒い息に上下させている。
「あっ!!」
スザクが突然小さく叫んだ。
「な…っ何…だ…?」
「……今年のルルーシュの一番搾り飲み損ねたと思って……」
「はぁ……っ!!?」
「残念」
「……………」
真面目に言うスザクに、ルルーシュは全身の力が抜けていくのを感じた。