紅月の悪魔と優しき堕天使の幻想曲
□第2章
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本郷一刀と二人の少女は近くの街へとやって来てた
一刀「ひどい…」
街の感想はそれで十分だった……草木は折られ、窓は割られ、家は壊され、まるで大嵐が過ぎ去ったかのような状態だった
関羽「どうやら我々が来る前に黄巾党に襲われたようです」
一刀「なんでこんなひどい事を…」
住民A「この地は動乱の只中にあります、ここも何度襲われても官軍は知らんぷり…」
住民B「元は役人どもが好き勝手して起こった戦乱だろうに」
張飛「でも、みんな戦ったんでしょ?」
住民B「当然さ、だが数が違いすぎる」
住民C「県令も逃げ出しちまってもう朝廷なんか信用できねぇよ」
一刀達三人は街中を歩いていた
張飛「あの人達かわいそうだったのだ…」
関羽「民は皆こうして苦しんでいるのです、そして占い師により天の御使いが来ることを知りました」
一刀(やっぱり俺は何千年もタイムスリップしたのか…?)
関羽「あなた様がいれば皆が勇気を奮い立てられます!私達と戦ってくれますよね御主人様」
一刀「ま、待ってくれ、俺が天の御使い?無理言わないでくれ俺は只の高校生で戦うなんてとてもじやないけど無理だよ!」
そう言うと関羽は寂しそうな顔をしたがすぐに凜とした顔をし
関羽「そうですか…しかし泣き言は言ってられません我々だけでも兵を募り黄巾党と戦う準備をせねば」
張飛「う…うん!」
そう答えると張飛は駆けて行った