紅月の悪魔と優しき堕天使の幻想曲
□第1章
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聖フランチェスカ学園学内夜もふけぬ時刻一人の青年が歩いていた
「はぁ・・・まさか忘れ物探すのにこんな時間が掛かるなんてな……」
彼はふと足を止めた
「ん?こんな時間に誰だ?」
暗闇に紛れて移動する人影があった
「美術館に向かってる…泥棒か?」
青年はその人影を追い掛けるようにあるきだした
ところ代わって恭助たちは聖フランチェスカ学園に向かってバイクを飛ばしていた
恭助「で、蓮士仕事の内容は?」
横を走る蓮士に問いかけた
蓮士「ん?まぁ簡単にいっちまうと聖フランチェスカ学園内の美術館にある鏡を盗んで欲しいんだとさ」
アベル「鏡…ですか?」
恭助のバイクのサイドカーに乗っていたアベルが質問する
蓮士「そうだよ、なんか特別な鏡らしい」
恭助「まったく、キナ臭い依頼受けやがって」
蓮士「まぁいいじゃねぇか、俺達はもっと戦わないと………な?」
恭助「それもそうだな」
言葉を言い終わるとバイクのアクセルを全開にした
蓮士「やる気満々じゃねえか」
蓮士もあとに続くように追いかけた