紅月の悪魔と優しき堕天使の幻想曲

□第2章
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幽州啄郡、遠方に五台山を望む遥かな大地そこに彼、北郷一刀はいた

一刀「なんだよここは・・・」

そこに三人組の男達が声を掛けてきた

「おいお前」

一刀「?(なんだこいつら)」

「珍しい服装してんな、ちょうどいい身包み全部置いてきな」

三人組のリーダーらしき男がそう言った

一刀「冗談じゃない」

「っち、生意気な口利きやがって大人しくおいてきゃ怪我せずにすんだのにな、おい!デク!」

デクと呼ばれた三人組で一番大きな男が一刀の前に剣を振り下ろした

一刀(な、本物!)

「なにやってんだよこのデクが!」

三人組の中で最も小柄な男が怒鳴った

一刀(まずいこのままじゃほんとに殺される)

デク「つ、次は外さないぞ」

一刀(やられる!!)

デクが剣を振り下ろそうとした瞬間そのままデクが倒れたそこに一人の少女が立っていた

「その方には指一本触れさせん!邪魔する者は我が青龍偃月刀が相手をしてやろう!」

アニキ「野郎!よくもデクを!」

チビ「アニキ!こんな怪力女かないませんよ」

「私が怪力女だと・・・」

少女は持っていた青龍刀を一閃した

ア&チ「ぎゃああああ!!」

三人組はものすごい勢いで逃げて行った

一刀「ありがとう、助かったよ俺は北郷一刀・・・君は?」

「私は姓は関、名は雲、字は雲長・・・天より遣わされたあなたをお迎えに上がりました」

関雲と名乗った少女の奥から小柄な女の子が駈けてきた

「姉者〜」

一刀「関雲ってあの関雲か?」

「お兄ちゃんが天の御遣い?鈴々はねー!姓は張!名は飛!字は翼徳!!真名は鈴々なのだ!!」

一刀「こっちは張飛!?まるで三国志のじゃないか!!」

関雲&張飛「さんごくし?」

一刀「知らないの!(俺は過去にでもタイムスリップしたのか!いやでも・・・)」

一刀はどう見てもかわいらしい女の子の二人を見た

一刀(俺はいったいどうなるんだ?)
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