BOOK2
□映画:「UNITED93」
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ぅぅ〜…暇だから何か見ようと闇雲に探しだしてしまった映画、UNITED93。
忘れてはならない大事件の中にあった正義の物語です。
もう本当に無念としか思いようがないです...
これは遺族の方たちに連絡された乗客たちの会話から想像されるフィクション…恐らくは事実に近い…です。
2001年9月11日。
アメリカ上空を飛び交う複数の飛行機がハイジャックされた。
そのうち2機はアメリカ貿易センタービルに突っ込み、1機はペンタゴンに墜落、そして残り1機はUNITED93便であった。
パイロットは殺害、乗客数名がナイフで刺され死亡。
目的地到達まで残り約20分。
つまりそれは乗客たちにとってのタイムリミットでもあった。
このまま黙って殺されるわけにはいかないという強い決意のもと、闘うことにした数名の男たちがいた。
運よく、飛行機を操縦できる人や管理センターで働いていたものが乗り合わせ、飛行機奪還の計画が密かに立てられた。
見張りのハイジャック犯を捕らえナイフを奪い、脅しのための爆弾を奪う。
それから皆でコックピットに追撃して飛行機を奪還するのだ。
コックピットに乗り込むことまではできたが、乗客たちの剣幕に驚いた犯人は最早これまでと飛行機を墜落し始めた。
男数人で操縦機から犯人を退かそうと試みるが…
これを見ると信仰というものがどれほど恐ろしいかわかります。
「神よ、私のすべてをあなたに捧げます」とか。
人の想いほど厄介なものはないね。
コックピットまで乗り込んだ乗客たちが無念でなりません。
あとほんの少しだったのに…
死ぬ直前まで家族や愛する人達に電話で最期の言葉を伝えていたシーンなどは本当に緊迫していて、涙なくして見れません。
ハイジャックされた4機のうちたった1機、UNITED93だけ目的地に到達せず、墜落。
その裏には必死で闘った乗客たちの勇気があったのです。
…始終暗くてテンション萎えた....
21.3.10