BOOK2

□本:「チームバチスタの栄光」
海堂尊
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「拡張型心筋症」は正式には「特発性拡張型心筋症」と言い、左室の心筋が薄く伸びて心臓が肥大してしまう病気らしいです。

同じような病気に「肥大型心筋症」というのもあるらしいですが、全く違うんだって。

ちなみにうちの兄も拡張型か肥大型かはわからないけど昔そんな兆候が見られまして。

一時期病院通ってたのでそんな病気があるんだっていうのは知っていました。

ま、今は通常サイズに戻ってるから大丈夫らしいけど...


拡張型心筋症は今まで心臓移植でしか治療できないと言われてたんだけど、生存率が高い反面、一生抗生剤生活を強いられるというリスクつきでした。

しかも日本じゃ心臓移植は禁じられてて渡米しなきゃならないから費用は馬鹿にならないしね

でも近年、皆さんご存知「左室縮小形成手術」通称「バチスタ手術」が開発されてコストは安く済むし、日本でできるし、抗生剤いらずだしっていう万歳な治療方がでてきました。

日本でも12年前に初めてバチスタ手術が行われたらしい。


と、頑張って調べてみましたよ


でもバチスタは難易度が高いからやっぱり治療法は心臓移植の方がまだ一般的なのかな。
だとしたら日本で手術できないなんてのはかなり酷いですよね....

心臓移植はドナーの脳死が前提らしいですが、まだ日本では倫理的観点から考えて果して脳死は「死」なのか、という議論があるために法律上は受け入れることができないんです。

でも倫理がどうとか言ってる場合じゃないよな...

お金が無くて虚しく亡くなっていく患者は多いはず。
日本は医療に関して考えがなさすぎ…というか体裁とかそういうことばっか考えすぎな気がするな
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