幸せ

□12
1ページ/1ページ


隣で寝ている仁王さんを見てたら、いつの間にか寝てしまったらしく、起きたら合宿所だった
それにしても合宿所大きいな…(この合宿所は氷帝の部長のものらしい)
今回の合宿は3校+どっかの女テニ2校(急遽決まったんだって)どこの学校が来るかは、みんな知らないんだって(何か嫌な予感がするのは私の気のせいだよね…)


「やぁ、久しぶり跡部、待たせたみたいだね」

「アーン?立海が一番離れてたんだ、遅れるのは仕方ねぇーさ」


あれは…何だか見たことあるような気がするが、誰だったかな……つい最近も話題に上がったような…


「何見とんじゃ?」

「…あの人って誰ですか?」


私に気付いてくれた仁王さんに、幸村君と話している人が誰だか聞いてみると、彼は何と跡部財閥の息子だった(だから見たことある気がしたんだ)
しかも、お婆様に挨拶するよう言われていたのを思い出した(どこで私が合宿に行く事を知ったのか…)


「…ユーリちゃんは、跡部みたいなのが好きなんか?」

「いえ…少し気になっただけです」


挨拶すると決まった以上、いつ行くかが問題だ(確かこの後は開会式だったはず)
今日の練習は午後からで開会式が終わってから午後までは自由時間だから、その時にでも行こうかな…(でも自由時間に練習してたらどーしよ…)


「おーい開会式、始まるみたいだぜぃ!!」

「悠莉センパーイ!早く来ないと副部チョーに怒られちゃうッス!!」


周りを見たら人が少なく、みんなホール(?)に向かってるみたいだった


「私たちも行きましょうか、仁王さん」

「そーじゃな」




(そーいえば)
(女テニらしき人を)
(見なかったな…)

 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ