サモン

□流星の如く
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「久し振りだなー」


 リズム良く揺れる列車の中から、窓の外を眺める。トレイユの町が見えてくると、僕は何だか嬉しくなった。


 軍学校に行って半年、少し長い休みがもらえたので、僕はその休みを利用してトレイユへと戻ってくる事にしたのだ。フェアさんへとあてた帰省を知らせる手紙を書くときは本当に嬉しい気持ちになったものだった。

こうして戻って来てみると、懐かしさと共に、あんなに長く思えた日々が短く感じるから不思議なものだ。
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